百科事典マイペディア 「コダイ」の意味・わかりやすい解説
コダイ
→関連項目印象主義|オラトリオ|シュタルケル|ダルシマー|トゥビン|ドラティ
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ハンガリーの作曲家,民族音楽学者,音楽教育家。1900年にブダペストのウトボシュ・ローラント大学に入学,哲学科に籍を置くかたわら,02年からリスト音楽院で作曲をリストの弟子であったJ.ケスラーに師事する。05年から同僚のバルトークと共に始めたハンガリー民謡の研究と,07年のパリ旅行でのドビュッシーの音楽との出会いは,彼の作風に大きく影響する。特にハンガリー民謡は,当時のハンガリー・オーストリア二重帝国下における,政治的・文化的抑圧に抗する民族主義者コダイにとって,民族一体化の拠りどころであり,また彼の創作の直接的な素材でもあった。1907年から母校リスト音楽院で作曲,理論の教師となり,19年には副校長の要職にもたずさわっているが,この間はおもに《バイオリンとチェロのための二重奏曲》(1914),《無伴奏チェロ・ソナタ》(1915)等,室内楽曲を作曲している。23年,ブダペスト市統合50周年記念式典のための《ハンガリー詩篇》は彼の名を一躍国際的なものにするが,この曲以後,オペラ《ハーリ・ヤーノシュ》(1926),《ガランタ舞曲》(1933),《孔雀の主題による変奏曲》(1939),《ミサ・ブレビス》(1944)等の大規模な作品が書かれるようになる。一方,25年以後子どものための多くの合唱曲を書いた。これらの曲に示された,子どもたちの心を音楽によって豊かにしようという熱意は,今日〈コダイ・システム〉と称されて世界的に普及している〈わらべ歌や民謡に基づく音楽教育〉の基になっている。ブダペストにおいて,数々の国家的栄誉に包まれて84歳の生涯を閉じた。
執筆者:谷本 一之
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
硬骨魚綱スズキ目タイ科のキダイの地方名で、主として高知(体長10~36センチメートルのもの)、宮崎、鹿児島県地方での呼び名である。このほかに、大阪のようにタイ科のマダイ、キダイ、チダイの幼魚をさす地方もある。また、イサキ科のコショウダイの高知、宮崎県地方の呼び名でもある。
[赤崎正人・尼岡邦夫 2017年7月19日]
…日本各地,朝鮮半島,東シナ海に分布しているが,南方に多い。地方名も多く,壱岐,対馬でヒダイ,高知県,新潟県でコダイと呼ばれる。また,雄の成魚では前額部が突出してくるので東京都でオオッパナ,銚子でハナダイと呼ばれる。…
…音楽学校【山住 正己】。。…
…【小沢 俊夫】。。…
…【谷本 一之】。。…
…【家田 修】。。…
※「コダイ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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