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シャンパーニュ Champaigne, Phillippe de

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

シャンパーニュ
Champaigne, Phillippe de

[生]1602.5.26. ベルギー,ブリュッセル
[没]1674.8.12. フランス,パリ
フランスの画家。風景画家 J.フキエールの弟子,ニコラ・プーサンの友人。ルイ13世の宮廷画家となり,宰相リシュリューに好まれ,最初の絵画アカデミー会員の一人となった。バロック様式の肖像画,歴史画,宗教画,装飾画にすぐれた。主要作品『リシュリュー像』 (1635頃,ルーブル美術館) ,『ルイ13世の誓い』 (1638頃,カン美術館) ,『パリ市政府首席と市参事会員たち』 (1648,ルーブル美術館) ,『1662年の奉納画』 (1662,同) ,『死せるキリスト』 (ルーブル美術館) 。

シャンパーニュ
Champagne

フランス北東部,パリ盆地の東部を占める地方。旧州。マルヌ県全体と,アルデンヌ県オーブ県オートマルヌ県の大部分,およびエーヌ県セーヌエマルヌ県ヨンヌ県ムーズ県の一部からなる。今日のシャンパーニュアルデンヌ地域(レジオン)とほぼ同一。全体として平野とゆるやかな丘陵地。中央部は乾燥した石灰岩土壌で,乾燥シャンパーニュと呼ばれ,牧羊が行なわれる。東部には帯状に湿潤な穀倉地帯があり,湿潤シャンパーニュと呼ばれる。北西部のランスエペルネを中心とした,イルドフランス地方との境界にはぶどう畑が広がり,地方名を語源とするシャンパンとして知られる良質のワインを特産する。1314年までシャンパーニュ伯領。以後フランス王領。セーヌ川ロアール川などの水路が張りめぐらされ,12~14世紀にはヨーロッパ大陸の一大交易地として栄えた。大市が年 6回開かれ,フランドルの毛織物,イタリア商人の運んでくる東方の香辛料,北イタリアの絹織物,ドイツの麻織物,北ヨーロッパの毛皮,スペインのなめし革,フランスのワインなどが取り引きされた。その後,百年戦争などにより取り引きは衰退。近世にはしばしば対ドイツ戦の戦場となった。特に第1次世界大戦時のシャンパーニュの戦いは有名。2015年,ランスとエペルネにあるぶどう畑やシャンパン貯蔵庫群などが世界遺産の文化遺産に登録された。

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百科事典マイペディアの解説

シャンパーニュ

フランス北東部の地方。旧州名。現在のオーブ,オート・マルヌ,マルヌ,アルデンヌの各県に相当。パリ盆地の東方に位置。東部のアルゴンヌの森に近接する地域で牧牛,小麦・テンサイ栽培,中部の白亜質の平原で牧羊が行われ,西部はブドウ栽培が盛んでシャンパンの産地。
→関連項目フランス

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世界大百科事典 第2版の解説

シャンパーニュ【Champagne】

フランス北東部,パリ盆地東部を占める旧州または地方名。マルヌ,オート・マルヌ,オーブ,アルデンヌの4県からなる現在の行政地域(レジヨンrégion)の名と同じであるが,旧シャンパーニュ伯領はその周辺をも広く含んでいる。1285年フランス王領へ併合された。主都はトロアTroyes。パリをかなめとする扇のような,同心円状の三つの地帯からなり,内側は〈イル・ド・フランスの急崖〉の丘陵地帯,中央部は〈乾燥(不毛な)シャンパーニュChampagne sèche(pouilleuse)〉の台地,外側は〈湿潤シャンパーニュChampagne humide〉の低地である。

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大辞林 第三版の解説

シャンパーニュ【Champagne】

フランス、パリ盆地の東部地方。ブドウ栽培とシャンパンの生産で名高い。中心都市ランス。
〔champagne〕 シャンパンの正称。 → シャンパン

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飲み物がわかる辞典の解説

シャンパーニュ【champagne(フランス)】


シャンパン。⇒シャンパン

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世界大百科事典内のシャンパーニュの言及

【市】より

…また第2の鐘が鳴り終わるとすぐ灯火を消し,居酒屋も閉じられた。 中世における市の機能は,シャンパーニュの市に代表されるような遠隔地商人のための仲立市場と,市民自身の商業取引の場とに分けることができる。前者はイタリア,プロバンスからフランドルにいたる大商業路にそって成立しており,シャンパーニュとブリーの歳市がその代表的なものであった。…

【商業】より

…高価な奢侈品交易の背後には,日常生活に必要な商品の交易網がひろがっていた。やがて12世紀にはシャンパーニュの市によって北と南の両商業地帯が結びつくようになる。各地の商人はキャラバンを組んでシャンパーニュを訪れ,香料,毛織物,皮革などを取引した。…

※「シャンパーニュ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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