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テスラ Tesla, Nikola

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

テスラ
Tesla, Nikola

[生]1856.7.10. クロアチア,スミルキン
[没]1943.1.7. ニューヨーク
アメリカの電気工学者,発明家。グラーツの工業大学,プラハ大学に学ぶ。パリで電気技師となり,1884年アメリカに渡り,エジソン研究所に勤務。交流電送方式を主張して T.エジソンと対立,独立して研究所を設立。 91年アメリカに帰化。 83年,自分の着想した回転磁場の法則を適用して,誘導電動機を発明。同じ原理で誘導型発電機をつくり,その特許権を G.ウェスチングハウスに売った。これはのちにナイアガラ瀑布の発電所に用いられて高圧交流を得ることに成功,交流電送時代を築いた。また 91年のテスラ変圧器の発明をはじめとして,無線通信施設の建設にも尽力,ラジオ放送技術の発展に貢献した。 1917年アメリカ電気工学会からエジソン・メダルを受賞した。

テスラ
tesla

磁束密度の SI組立単位。記号はT。 1Tは磁束の方向に垂直な面 1m2あたり 1Wbの磁束密度である。単位名は N.テスラの名にちなむ。

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知恵蔵の解説

テスラ

SIの磁束密度の単位。固有の名称を持つ組立単位で、電気技術者N.テスラの名にちなむ。1 Wbの磁束が1平方メートルに一様に分布する磁束密度が1 Tで、CGS電磁単位であるガウス(G)の1万倍に当たる。

(今井秀孝 独立行政法人産業技術総合研究所研究顧問 / 2008年)

テスラ

米国の電気自動車(EV)メーカーであるテスラモーターズ社の略称及び、同社が製造するEV車のシリーズ名の総称。2016年秋以降、同社の車両には自動運転に必要な各種のセンサーや制御装置などのハードウエアがあらかじめ組み込まれてきた。
テスラモーターズはEV専業ベンチャー企業としてスタートした企業で、このため、巨大な販売・サービス網を持つ既存の自動車企業とは異なる製品の性格や販売戦略をとっている。同社の歴代のEV車シリーズのラインアップには、08年から12年まで生産されたスポーツカー仕様のテスラ・ロードスター、12年から発売されているスポーツセダン仕様のテスラ・モデルS、15年から発売されているSUV(スポーツ用多目的車)仕様のテスラ・モデルX、16年に予約受け付けが始まり17年中の発売を目指しているコンパクトセダン仕様のテスラ・モデル3の四つがある。
同社のEV車はいずれも個人ユーザーを主なターゲットとしており、走ることの楽しさや快適さを強調した嗜好性に富む車になっている。構造に関してはモジュール化が進み、機能を制御するソフトウエアが更新されるとインターネット経由で配布される。したがって、メーカー指定のサービス拠点を利用せずとも、ユーザー自身によりシステムをバージョンアップして、機能を拡張することが可能である。
テスラ・モデルSが発売された12年以降、ソフトウエアのアップデートで、路面状態によって車高を変えたり、車線を自動で変更したり、車外から車庫入れや車庫出しをする機能などが順次追加された。日本でも国土交通省の承認を得て、16年からは道路に沿って進行方向を維持するオートステアリング、車線変更をアシストするオートレーンチェンジ、駐車を自動化するオートパークなどの機能を含むソフトウエアが配信され、同年の秋には自動運転機能を追加改善したソフトウエアアップデート8.0が無償で配信された。今後のアップデートによって、同社が「エンハンストオートパイロット」と称する高度な自動運転が順次実現され、ユーザーのスケジュール管理用カレンダーを車載コンピューターが読み取って、乗車するだけで目的地まで走行するなどの自動運転が可能になるとしている。

(金谷俊秀 ライター/2016年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

テスラ

イーロン・マスク氏が2003年に米国で設立したEVメーカー。本社はカリフォルニア州パロアルト。日米欧などで販売し、16年の販売台数は7万台余り。株式市場での評価は高く、今年4月に時価総額で米フォード・モーターや米ゼネラル・モーターズ(GM)を抜いて話題になった。

(2017-06-03 朝日新聞 朝刊 2経済)

テスラ

イーロン・マスク氏が2003年に米国で設立したEVメーカー。本社はカリフォルニア州パロアルト。日米欧などで販売し、16年の販売台数は7万台余り。株式市場での評価は高く、今年4月に時価総額で米フォード・モーターや米ゼネラル・モーターズ(GM)を抜いて話題になった。

(2017-06-03 朝日新聞 朝刊 2経済)

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デジタル大辞泉の解説

テスラ(Nikola Tesla)

[1856~1943]米国の電気工学者。クロアチア生まれ。高圧交流発電に成功し、大電力の輸送技術の基礎を確立。高電圧を発生させるテスラコイル創案

テスラ(tesla)

国際単位系(SI)の磁束密度の単位。1テスラは、磁束の方向に垂直な面1平方メートルあたり1ウェーバの磁束密度。名称はN=テスラにちなむ。記号T

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

百科事典マイペディアの解説

テスラ

クロアティア生れの米国の電気技術者。プラハ大学を出て1884年渡米,エジソンの研究所に勤めたが1887年独立し電気会社を創立。交流技術の開拓者で,誘導電動機の原理を発見,テスラコイルを発明,変圧器を改良。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典 第2版の解説

テスラ【tesla】

国際単位系における磁束密度の単位。記号T。磁束の方向に垂直な面1m2につき1Wbの磁束密度,すなわち1T=1Wb/m2である。CGS電磁単位系の磁束密度の単位ガウス(G)とは1G=10-4Tの関係にある。アメリカの電気工学者N.テスラにちなんで名付けられた。【平山 宏之】

テスラ【Nikola Tesla】

1857‐1943
誘導電動機を発明し交流技術を完成した電気工学者で,天才肌の発明家であった。クロアチアのスミリャンに生まれ,グラーツ工業学校とプラハ大学で学び,ブダペストの電信局に勤めた。彼はブラシのない電動機を早くから夢想していたが,1882年に多相交流回転磁界をつくることを着想した。この電動機のアイデアを実現すべくパリから84年にアメリカに渡り,のち帰化した。初めエジソンの下で働いたが,このアイデアをためす機会を与えられず独立した。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

大辞林 第三版の解説

テスラ【tesla】

〔アメリカの電気工学者テスラにちなむ〕
磁束密度の SI 単位。1平方メートルあたり1ウェーバの磁束が貫くときの磁束密度の大きさを一テスラとする。10000ガウス。記号 T  

テスラ【Nikola Tesla】

1857~1943) アメリカの電気工学者。誘導電動機・交流発電機・テスラ変圧器の製作や高周波電流発生法の発明など電力輸送・無線通信に貢献。

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単位名がわかる辞典の解説

テスラ【tesla】

磁束密度の国際単位。記号は「T」。1Tは1m2あたり、1ウェーバー(Wb)の磁束が一様に分布した場合の密度(1T=1Wb/m2)。また、1Tは1万ガウス(G)に相当する。◇名称は、クロアチア生まれのアメリカの電気工学者テスラにちなむ。

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世界大百科事典内のテスラの言及

【ガウスメーター】より

…磁束密度のCGS電磁単位はガウス(G)であるのでこの名前がある。なお,磁束密度の単位は国際単位系ではテスラ(T=104G)である。原理としてホール効果を用いたものが多い。…

【キルリアン写真】より

…人体が発するオーラは古くから後光や背光として知られていたため,キルリアン写真をその科学的証拠とする向きもあるが,今のところ実験条件が不完全で,超心理学界以外では承認されていない。1958年にソビエトの科学者キルリアン夫妻が発見したとされていたが,のちにアメリカの電気技師テスラが19世紀末にすでにこの現象を記録していたことが判明した。【柴野 拓美】。…

※「テスラ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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