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バルナ バルナ Varna

翻訳|Varna

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

バルナ
バルナ
Varna

ブルガリア北東部,バルナ州の州都。黒海西岸のバルナ湾北岸に位置する。前6世紀ギリシア人により建設されてオデッソスと呼ばれ,第1次ブルガリア帝国時代 (681~1018) に現在名となった。

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バルナ
バルナ
Varuṇa

インド神話における天空の神,水を支配する神。やがて律法の維持者とされ,仏教に取入れられて十二天または八方天の一つとして,西方を守護する水の神 (水天) と考えられている。普通は五竜冠を戴いて亀に乗り,水中に住む竜王の形で表わされ,左手に竜索,右手には剣を持つ。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉の解説

バルナ(〈梵〉varṇa)

《色の意》古代インド社会で形成された4種の階層。バラモン(祭司)・クシャトリヤ(王侯・武士)・バイシャ(平民)・シュードラ(隷属民)から成り、のちのカーストの母体。四種姓。四姓。→カースト

バルナ(〈梵〉Varuṇa)

インド神話で、司法神。天則(リタ)の守護者で、人々を監視し背く者を罰する。のち、仏教にとり入れられて水神となった。

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百科事典マイペディアの解説

バルナ

ブルガリア北東部,黒海沿岸の港湾都市。同国を代表する商業港。造船・機械・繊維・食品工業も盛ん。医科大学(1961年創立),海軍兵学校考古学博物館がある。付近は観光・保養地としても知られる。
→関連項目ブルガス

バルナ

インドの四大身分の呼称で,種姓または四姓とも。元来は〈色〉を意味する。社会的身分階級をバラモンクシャトリヤバイシャシュードラの4種に分けたもの。バラモンは祭祀をつかさどる司祭階級,クシャトリヤは王族・武士階級,バイシャは農・商工業に従事する庶民階級シュードラは上の3バルナに奉仕する隷属民。
→関連項目ダウリーマヌ法典南アジア

バルナ

ヒンドゥー教の神。アスラ阿修羅)の典型で,水の神とされるが,自然現象との結びつきはうすく,司法神として人格化される。天則(リタ)の守護者であり,人倫と宇宙の秩序の維持者。

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世界大百科事典 第2版の解説

バルナ【Varna】

黒海に臨むブルガリア最大の港湾都市で,同名県の県都。人口30万1000(1996)。国際的保養地で,夏期には西欧から観光客が押し寄せ,ブルガリアの要人たちも集まり,〈夏の閣議はバルナで〉とさえいわれる。空港もあり,水陸の交通も便利である。年平均気温11.8℃。造船,電気機器,機械,製材,家具,窯業,繊維,肥料,製菓,印刷の諸工業がある。教育・文化施設としては,医大,機械技術大学,経済大学,海軍大学がある。

バルナ【varṇa】

インド社会の四大身分(階級)の呼称。種姓と訳される。バルナとは本来〈色〉を意味する語であったが,アーリヤ人のインド進入当時,肌の色が支配者,被支配者の区別を示していたために〈身分〉〈階級〉の意味が加わり,その後〈種姓〉の意味に使われるようになった。 《マヌ法典》をはじめとするインドの古典によると,各バルナの義務が次のように定められている。(1)バラモン 他人のための祭式執行,ベーダ聖典の教授,布施の受納。

バルナ【Varuṇa】

ヒンドゥー教の神名。〈水天〉と漢訳される。インド最古の聖典《リグ・ベーダ》において,バルナに捧げられた讃歌数は多くはないが,インドラに次いで重要な神であった。インドラが代表的なデーバdeva(天)であるのに対し,バルナは典型的なアスラ(阿修羅)である。アスラはアベスター語アフラahuraに対応するので,バルナの神性は,しばしばゾロアスター教の最高神であるアフラ・マズダに対応するとされるが,この対応説に対する反論も存する。

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大辞林 第三版の解説

バルナ【varna】

インド社会の四大身分、バラモン・クシャトリヤ・バイシャ・シュードラの総称。種姓。 → カースト

バルナ【Varna】

ブルガリア北東部、黒海に臨む港湾都市。海水浴場・保養地として有名。

出典|三省堂
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世界大百科事典内のバルナの言及

【オスマン帝国】より

…61年ころ,アドリアノープル(トルコ名エディルネ)を征服して,ここへ首都を移した。その後,コソボの戦(1389),ニコポリスNicopolisの戦(1396),バルナVarnaの戦(1444)などで,あいついでバルカン諸民族を破り,ブルガリア,北部ギリシア,セルビアを支配下におさめた。この間,アイドゥン侯国カラマン侯国などアナトリアの諸侯国の併合を進めたが,1402年にティムールとのアンカラの戦に敗北し,王朝は一時断絶の危機にさらされたが,すぐにバルカンとアナトリアの領土を回復し,53年にコンスタンティノープルを攻略してビザンティン帝国を滅亡させ,ここをイスタンブールと改めて首都と定めた。…

【オスマン帝国】より

…61年ころ,アドリアノープル(トルコ名エディルネ)を征服して,ここへ首都を移した。その後,コソボの戦(1389),ニコポリスNicopolisの戦(1396),バルナVarnaの戦(1444)などで,あいついでバルカン諸民族を破り,ブルガリア,北部ギリシア,セルビアを支配下におさめた。この間,アイドゥン侯国カラマン侯国などアナトリアの諸侯国の併合を進めたが,1402年にティムールとのアンカラの戦に敗北し,王朝は一時断絶の危機にさらされたが,すぐにバルカンとアナトリアの領土を回復し,53年にコンスタンティノープルを攻略してビザンティン帝国を滅亡させ,ここをイスタンブールと改めて首都と定めた。…

【カースト】より

… 一方,日本ではカーストというとインド古来の四種姓,すなわち司祭階級バラモン,王侯・武士階級クシャトリヤ,庶民(農牧商)階級バイシャ,隷属民シュードラの意味に理解されることが多い。インド人はこの種姓をバルナvarṇaと呼んできた。バルナとは本来〈色〉を意味する語である。…

【インド】より

…その後,前500年ころまでに主要なベーダ聖典が編纂され,いわゆるバラモン教の根本聖典が成立した。《リグ・ベーダ》の宗教は多神教であり,主として太陽神や火神などの自然神や司法神バルナ(水天)や武勇神インドラ(帝釈天)のような擬人化された神々が崇拝されている。しかし神殿や神像を用いず,祭主の家の中か草の生えている平地などに祭壇を設け,祭火を燃やし,神を勧請し,祭菓,動物(多くは牡ヤギ)の犠牲,神酒ソーマを供えて,神を喜ばせ,その報酬として勝利,子孫・家畜の増加,長寿を得ようと願った。…

【カースト】より

…結婚,食事,職業などに関する厳格な規制のもとにおかれた排他的な社会集団で,カーストを経済的な相互依存関係と上下の身分関係で有機的に結合した制度をカースト制度という。
[バルナとジャーティ]
 カーストとはポルトガル語で〈家柄〉〈血統〉を意味するカスタ(語源はラテン語のカストゥスcastus)に由来する語である。インドではカースト集団を〈生まれ(を同じくする者の集団)〉を意味するジャーティjātiという語で呼んでいる。…

【ダルマ】より

…(1)規範としてのダルマ ヒンドゥー教ではふつう,ダルマというだけでヒンドゥー教そのものを意味する。ヒンドゥー教徒にとって,ダルマとは,ベーダ聖典の権威を認め,バラモン,クシャトリヤ,バイシャ,シュードラという四つの階級(バルナ)と,学生期,家住期,林棲期,遊行期という四つの生活段階(アーシュラマ)ごとに定められた社会的義務を遂行することである。あるいは,ベーダ聖典などによって定められた祭式を,正しい順序を追って執行することである。…

【ダルマ・スートラ】より

…古代インドのバラモン教の聖典ベーダに付随する文献群の一種。バラモン教社会を構成する4階級(バルナ)それぞれの権利や義務,および生活の規範などを記したもの。ベーダの補助文献として成立した6種のベーダーンガVedāṅgaの一つである《カルパ・スートラ》の一部分を構成し,〈律法経〉などと訳される。…

【バラモン教】より

…バラモンはさらに,みずからの優位性を堅牢なものにするために,バラモンを至上とする理念的な階級制度を打ち立てた。これをバルナ制(カースト制)といい,インド社会はバラモン,クシャトリヤ,バイシャ,シュードラの四つのバルナに区分され,この区分を侵すことはかたく禁じられた。またバラモン教では,バルナの成員が一生の間に踏むべき段階(生活期,アーシュラマ)が規定されている。…

【インド神話】より

…しかるに,イランにおいては,アスラに対応するアフラがゾロアスター教の最高神(アフラ・マズダ)となり,デーバに対応するダエーバが悪魔の地位に落とされた。 インドラに次いで重要な神はバルナ(水天)である。バルナは典型的なアスラであり,その神性はアベスターの最高神アフラ・マズダに対応するとされる。…

【天則】より

…天則は,規則であると同時に,実現すべき真実であるとされる。《リグ・ベーダ》によれば,天則を守護する司法神はバルナである。バルナは,天則が守られているか否かを,多数のスパイを通じて細大もらさず把握するという。…

【ヒンドゥー教】より

…また時代によっても変遷がある。たとえば,《リグ・ベーダ》の時代に有力であり,人々に最も愛好された武勇神インドラ(仏教に入って帝釈天となる)や人々に恐れられた司法神バルナ(仏教に入って水天となる)などは,次の時代には勢力を失った。今日のヒンドゥー教で,インド全域にわたって崇拝されている神はビシュヌシバとである。…

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