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パーキンソン病 ぱーきんそんびょうParkinson's disease

知恵蔵の解説

パーキンソン病

1817年にパーキンソンが報告した病気。中脳黒質という部位にあるメラニン細胞変性萎縮大脳基底核病変により起こる。高年齢者に多く、ふるえや、筋肉がこわばったりするなどの症状が現れる。表情は仮面のようになり、次いで身体が前傾し、歩幅が小刻みになる特徴的な歩行障害もある。副交感神経遮断剤やL‐ドーパがよく効く。

(今西二郎 京都府立医科大学大学院教授 / 2007年)

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

パーキンソン病

手足のふるえや筋肉のこわばりが進み、体が動かせなくなる難病。国内に患者は約15万人いるとされる。神経の中で情報を伝えるドーパミンを作る神経細胞が、脳の中央部の組織で減ることで起こる。神経細胞の減少を止める根本的な治療法はない。

(2015-05-16 朝日新聞 朝刊 1総合)

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デジタル大辞泉の解説

パーキンソン‐びょう〔‐ビヤウ〕【パーキンソン病】

脳底部にある線条体などが変性し、ドーパミンが不足するために起こる疾患。手指の震え、筋肉のこわばりなどから始まり、徐々に進行して高度の運動障害がみられるようになる。中年以降に多い。英国の医師パーキンソン(J.Parkinson)が1817年に報告。厚生労働省特定疾患の一。振顫麻痺(しんせんまひ)。
[補説]平成24年(2012)、家族性パーキンソン病患者の皮膚細胞からiPS細胞が作製され、患者に由来する神経細胞では酸化ストレスが増強され、ミトコンドリアに機能異常が生じていることが確認された。

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百科事典マイペディアの解説

パーキンソン病【パーキンソンびょう】

振顫麻痺(しんせんまひ)ともいい,難病に指定。1817年英国の医師J.パーキンソン〔1755-1824〕が初めて記載。ドーパミンの著しい減少によって脳の変性をきたす疾患で,筋硬直,全身の動作減少,手指の振顫,姿勢保持困難が主な症状で,独特の顔つきなどを呈する。
→関連項目アリES細胞異種間臓器移植巨大結腸症錐体外路障害ドーパミン脳磁図

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栄養・生化学辞典の解説

パーキンソン病

 ドーパミン欠乏を原因とする神経の症候で,筋肉のふるえ,運動の硬直前傾姿勢などの特徴的な症状を示す.

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大辞林 第三版の解説

パーキンソンびょう【パーキンソン病】

脳の代謝異常により脳底の錐体外路系の神経核に障害が起こり、手足が絶えずふるえ、筋の緊張が高まり運動障害を伴う疾患。中年以上に多い。振顫しんせん麻痺。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

パーキンソン病
ぱーきんそんびょう

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世界大百科事典内のパーキンソン病の言及

【パーキンソン症候群】より

…原因不明の疾患であるパーキンソン病や,その他いくつかの神経疾患でみられるパーキンソン病類似の症候群をいう。パーキンソニズムparkinsonismともいわれる。…

※「パーキンソン病」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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