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フントの規則 フントのきそく Hund's rule

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

フントの規則
フントのきそく
Hund's rule

原子のエネルギー準位に関して,E.フントが原子スペクトルデータから経験的に導き出した規則。原子のなかで,量子数 nl が決まった軌道の中に x 個の電子があり,1<x<2l であれば,スピン量子数 S方位量子数 L が異なるいくつかの状態が存在する。

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法則の辞典の解説

フントの規則【Hund's rule】

同じ主量子数 n と,同じ方位量子数 l をもった電子が電子殻を形成しているときの,等価な電子からなるエネルギー準位の順番を与える規則.最大多重度,つまり最大の S をもつ状態が最低のエネルギーとなり,それらが複数存在しているときは最大の L をもつ状態が最低のエネルギーとなる.

出典|朝倉書店
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世界大百科事典 第2版の解説

フントのきそく【フントの規則】

原子番号Zの原子は原子核とZ個の電子とからなり,電子は原子核のまわりを運動している。電子の運動は量子条件を満たす軌道運動に限られる。軌道には1s,2s,2pなどの名前がつけられている。1s軌道,2s軌道にはそれぞれ2個,2p軌道には6個の電子が収容可能で,その他の軌道にもそれぞれ定員があり,電子はできるだけエネルギーの低い軌道に入る。一つの電子配置においては,個々の電子の軌道運動のエネルギーは一定であるが,電子間の相互関係によって,原子全体のエネルギーは高い状態になることもあり,低い状態になることもある。

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