ボンネット(その他表記)bonnet

翻訳|bonnet

デジタル大辞泉 「ボンネット」の意味・読み・例文・類語

ボンネット(bonnet)

1 女性・子供用の帽子。頭頂から後ろにかけて深くかぶり、額を出して、あごの下でひもを結ぶもの。
2 自動車の前部にあるエンジン部の覆い。エンジンフード。
[類語](1)被り物・帽子・山高帽子・シルクハット・中折れ・鳥打ち帽・ハンチング・かんかん帽・ベレー・シャッポ・キャップ・ハット・ソフト帽・麦藁帽子・パナマ帽・制帽・学帽・角帽・チロリアンハット・テンガロンハット・トルコ帽・正ちゃん帽・鳥打ち帽子・ビーニー

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精選版 日本国語大辞典 「ボンネット」の意味・読み・例文・類語

ボンネット

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] bonnet )[ 異表記 ] ボネット
  2. ① 女性・子ども用の帽子。前額はまる出しにして、頭の頂上から後ろにかけて深くかぶる型。典型的なものは、ひもをあごの下で結ぶ。つばのあるものとないものとがある。
    1. [初出の実例]「ボンネットの貴夫人、令嬢、島田、丸髷の奥様」(出典:東京日日新聞‐明治二一年(1888)七月一〇日)
  3. ② 自動車の前部にあるエンジン部分のおおい。フード。〔自動車読本(1947)〕

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改訂新版 世界大百科事典 「ボンネット」の意味・わかりやすい解説

ボンネット
bonnet

帽子の基本型の一つ。後ろから頭をおおい,両ほおを包むように形づくられた帽子で,ブリムは前から後ろへしだいに小さくなるか,あるいはまったくブリムがないものも見られる。いずれも額を出してかぶる。スコットランド地方の男子がかぶっていた布製のふちなし帽に由来する。婦人帽として名前が登場するのは18世紀半ばからで,とくに18世紀末にはやわらかい布地や麦わらを用いた,ひさしのついた帽子がつくられた。これらの帽子はリボン状のひもをつけて顎で結び,造花などを飾った。婦人帽としては,1870年ころのバッスル・スタイル(バッスル)初期のころまで用いられ,その後はおもに子ども用の帽子としてこの型が受けつがれた。フランスのボネbonnetは,やわらかい布地でつくった,頭にぴったりしたブリムのない帽子の総称である。
→帽子
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ボンネット」の意味・わかりやすい解説

ボンネット
bonnet

婦人帽の基本的な型の一つ。頭頂から後頭部をほとんどおおっているが,前額部から顔にかけてはほぼ全面的に露呈する。概して顔を縁どる部分に幅広いブリムを伴う場合が多く,後頭部にはブリムはまったくないか,わずかにあるのが普通。フランスでは 16世紀まであらゆる布製の帽子をボンネ bonnetと呼んだ。 18世紀になると頭巾状の婦人帽をさすようになり,それが英語に導入されてボンネットとなった。またヒンディー語の banat (織り目の粗い布) からきたとする説もある。 19世紀はボンネットの全盛時代で,きわめて多様な形が現れた。現在は乳幼児用に用いられる。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ボンネット」の意味・わかりやすい解説

ボンネット
ぼんねっと
bonnet

後頭部から頭頂部まではぴったりし、ブリムが上向きに、額をみせる形でついている婦人帽。ブリムはつかないものもある。紐(ひも)やリボンをあごの下で結ぶ。中世に盛んに用いられたが、17世紀に新しい型のものが出始め、18世紀から19世紀にはさまざまにデザインや装飾を凝らして、衣服のたいせつな一部として扱われた。日本でも鹿鳴館(ろくめいかん)時代のバッスル衣装とともに採用され、明治後半まで用いられた。農村では広いブリムのものを、日よけや風よけとして現在でも用いている。なお、スコットランド男子のキャップをさすこともある。

[浦上信子]

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百科事典マイペディア 「ボンネット」の意味・わかりやすい解説

ボンネット

本来はブリム(つば)のない帽子の総称であるが,19世紀ごろ流行した造花を飾り,顎の下でリボンを結んだベビー帽に似た婦人帽もボンネットという。現在のものは両サイドのブリムが深く耳をおおい,後ろで消えている。
→関連項目帽子

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世界大百科事典(旧版)内のボンネットの言及

【セミクジラ】より

…下唇は大きい。頭部には多数の角質の瘤を有し,上あご前端にある最大のものをボンネットと呼ぶ。これらにはクジラジラミなどが寄生し,白っぽく見える。…

【帽子】より

…その発生の歴史は古く,種類も多様である。クラウン(山の部分)とブリム(つば)からなるハットhat,頭巾型のフードhood,つばのないキャップcap,ひさしがつきあごで結ぶボンネットbonnetなどが基本型といえよう(図)。
[古代]
 頭に何物かをかぶるという習慣は古くから発生していた。…

【帽子】より

…その発生の歴史は古く,種類も多様である。クラウン(山の部分)とブリム(つば)からなるハットhat,頭巾型のフードhood,つばのないキャップcap,ひさしがつきあごで結ぶボンネットbonnetなどが基本型といえよう(図)。
[古代]
 頭に何物かをかぶるという習慣は古くから発生していた。…

※「ボンネット」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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