ポーランド演劇(読み)ポーランドえんげき

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ポーランド演劇
ポーランドえんげき

12世紀の典礼劇に始り,16世紀には J.コハノフスキの詩劇が生れたが,国民演劇の樹立は 19世紀の W.ボグスワフスキ,A.ミツケーウィチ,J.スウォワツキ,Z.クラシンスキらによってである。 19世紀後半~20世紀は,S.ウィスピャンスキ,不条理劇の先駆者として再評価されている S.ウィトキェーウィチが新風をもたらし,また演出家としては L.シレルとオステルワが注目された。第2次世界大戦後は,社会主義リアリズムが演劇界の主流を占めたが,1960年代になると,現代社会の不条理性を描く S.ムロジェク,その他の若い劇作家たちが現れた。また「もたざる演劇」の創造を目指した演出家 J.グロトフスキの活動は大きな反響を呼起している。

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世界大百科事典 第2版の解説

ポーランドえんげき【ポーランド演劇】

ポーランドでの近代的な意味での劇場の開設は,1765年ワルシャワの〈国民劇場Teatr Narodowy〉を始めとする。その演劇の源流はヨーロッパのラテン文化と流れを共にし,13世紀に始まる宗教劇も16世紀に興る学生劇も,ラテン語で演じられた。王室をはじめ,大貴族や各教団が芝居に凝りだすのは17世紀以降で,代々の国王は好みに応じ,イギリス,イタリア(オペラ,バレエを含む),フランスから長期にわたり劇団を招くならわしであった。

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