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マラソン(スポーツ) マラソン

百科事典マイペディアの解説

マラソン(スポーツ)【マラソン】

陸上競技の一種目。前490年,マラトンの戦で伝令がアテナイまでの約40kmを走って勝利を告げたという故事にちなむ。1896年のアテネオリンピックではマラトン古戦場からアテネの競技場までのロードレース(のちの実測では36.750km)を行った。1920年のアントワープオリンピックまで距離は40km前後でまちまちだったが,1921年に,1908年のロンドンオリンピックのときの距離42.195kmを正式距離と決定。1984年のロサンゼルスオリンピックからは女子マラソンも正式種目。コースは片道,往復,環状など特に規定はない。オリンピック大会の花とされ,また世界陸上競技選手権大会でも毎回もっとも注目される種目の一つとなっている。日本では1911年に初めて正式に行われ,金栗四三が優勝,1936年のベルリンオリンピックでは日本統治下の朝鮮の孫基禎が優勝。1964年の東京オリンピックでは円谷幸吉が銅メダル,1968年のメキシコシティーオリンピックで君原健二が銀メダルを獲得したがその後は低迷している。女子では有森裕子が1992年のバルセロナオリンピックで銀メダル,1996年のアトランタオリンピックで銅メダルを獲得,2000年のシドニーオリンピック高橋尚子が日本陸上史上で女子初の金メダルを獲得,さらに2004年のアテネオリンピックで野口みずきが金メダルに輝き,4大会連続でメダル獲得となり日本女子マラソンの黄金時代といわれた。しかしその後振るわず,2020年の東京大会に向けて抜本的な強化策の必要が指摘されている。2006年,ワールドマラソンメジャーズ(WMM)が結成され,オリンピック以外の主要大会でポイントを競う陸上競技シリーズが発足した。WMMはボストンマラソン・ロンドンマラソン・ベルリンマラソン・シカゴマラソン・ニューヨークシティマラソンと2年に一度の世界陸上競技選手権マラソン。2013年から東京マラソンの参加が認められた。男女ともケニア,エチオピアなどアフリカ勢の優位が続いている。各地の国際大会では一般市民参加のマラソン大会とするところも多い。→ウルトラ・マラソン
→関連項目高地トレーニングザトペック瀬古利彦

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

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