メーキャップ

精選版 日本国語大辞典「メーキャップ」の解説

メーキャップ

〘名〙 (makeup)⸨メークアップ・メーキアップ⸩
① (━する) 化粧。特に、俳優扮装(ふんそう)のためにするもの。顔こしらえ。メーク。〔音引正解近代新用語辞典(1928)〕
真理の春(1930)〈細田民樹〉面会「『悪玉』にメーク・アップしたやうな党員の顔」
② 印刷で、ページの体裁を整えてまとめること。大組。まとめ。
[補注]映画用語としては、大正九年(一九二〇)に、松竹キネマ合名社の撮影技師長として、アメリカから日本に招聘された小谷ヘンリーが、日本に持ち込んだといわれる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)「メーキャップ」の解説

メーキャップ
めーきゃっぷ
make-up

化粧、扮装(ふんそう)の意。一般的な女性の化粧(基礎化粧に対する仕上げ化粧)のほか、俳優の舞台化粧にも使われる用語。

[編集部]

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世界大百科事典 第2版「メーキャップ」の解説

メーキャップ【make‐up】

演劇用語で,役柄に合わせた俳優の顔のこしらえのことをいう。
[近代以前]
 未開社会の儀式的芸能では,演者変身をあらわすのに仮面を使うか顔を色模様で飾ることが多いが,演劇は初期形態から何らかの顔の扮装を伴ってきた。古代ギリシア演劇が仮面を使用したのは,伝説的に最初の悲劇俳優と伝えられるテスピスに始まるとされるが,ローマ演劇も基本的に仮面劇であった。中世宗教劇は仮面を使わなかったから,役柄に合わせた扮装が要求され,14世紀以降に盛んになる奇跡劇では,悪魔,天使,聖者,動物など独特のメーキャップをもつものが登場した。

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世界大百科事典内のメーキャップの言及

【鬘】より

…【木村 雄之助】
[西洋演劇の鬘]
 古代ギリシア劇では仮面に髪がつけられ,ローマ演劇にも引き継がれたが,近世演劇は人物の風俗考証を無視し,俳優はすべて同時代人の容姿で舞台に立ったから,演劇用の鬘も日常生活のそれに見合っていた。舞台で鬘がメーキャップの一部として重要性を担うのは,18世紀末に人物の風俗に時代考証を重んじ出してからである。つまり日常生活のなかで鬘が使われなくなるにつれ,演劇の鬘が意識されてくる。…

※「メーキャップ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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