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ランダウ Landau, Lev Davidovich

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ランダウ
Landau, Lev Davidovich

[生]1908.1.22. アゼルバイジャンバクー
[没]1968.4.1. モスクワ
ソ連の理論物理学者。石油工業の技術者の子として生れ,19歳でレニングラード大学を卒業,N.ボーアに招かれてコペンハーゲンの理論物理学研究所におもむいた。ウクライナ物理・工学研究所で5年間過したのち,モスクワに出て物理学研究所理論部主任 (1937) ,モスクワ大学教授 (43) 。 1946年ソ連科学アカデミー会員に選ばれた。物性理論,素粒子論,原子核理論と多方面にわたる研究を行い,量子力学の多体問題への拡張にすぐれた成功を収めた。特に液体ヘリウムの超流導の理論 (→二流体理論 ) はみごとなものであった。また第二音波を予言し,のちに実証された。 62年ノーベル物理学賞を受賞した。

ランダウ
Landau

正式名称はランダウインデアファルツ Landau in der Pfalz。ドイツ西部,ラインラントファルツ州の都市。シュパイアーの南西約 30kmにあるハールト山地の谷口集落の一つで,1291年に帝国都市となり,1680~1815年にはフランス領,16年以後バイエルン領となった。 14~15世紀の聖堂のほか歴史的建造物が多く,有名な動物園,広大な庭園,公園もある。道路,鉄道交通の要地で,たばこ,食品,靴,家具などの軽工業が盛ん。人口3万 7274 (1991推計) 。

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百科事典マイペディアの解説

ランダウ

ドイツの数学者。1909年ゲッティンゲン大学教授,1933年ナチスのため職を追われた。解析的整数論関数論の発展に貢献,素数分布論,ピカール定理の研究などが有名。

ランダウ

ソ連の物理学者。レニングラード大学を出て,1929年―1931年ヨーロッパ各地に留学,特にN.ボーアに学ぶ。1932年ハリコフ物理工学研究所員となり,磁区反強磁性相転移,超伝導などを研究,1937年カピッツァに招かれてモスクワ物理問題研究所に移り,液体ヘリウムの超流動,第2音波など極低温現象を研究。

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世界大百科事典 第2版の解説

ランダウ【Edmund Georg Hermann Landau】

1877‐1938
ドイツの数学者。ベルリンで医者の子として生まれた。ベルリン大学で学んだ後,1909年にゲッティンゲン大学の教授になったが,33年にはナチス・ドイツのユダヤ人弾圧政策のため,この職を辞することを余儀なくされた。この後亡くなる38年までにドイツ国外で何度か講義をした。ランダウの研究はおもに解析的整数論の確立に向けられた。とくに素数の分布についての研究においては,素数定理のJ.アダマールやド・ラ・バレ・プサンC.de la Vallée Poussinの証明より簡単な証明を考え,一般の代数体の素イデアルの分布をも扱うことを可能にした。

ランダウ【Lev Davidovich Landau】

1908‐68
ソ連の物理学者。バクーの生れ。バクー大学,レニングラード大学に学ぶ。1929年から1年半の間,ドイツ,スイス,オランダ,イギリス,ベルギー,デンマークを歴訪,コペンハーゲンではN.ボーアの下で,R.F.パイエルスとともに不確定性原理を相対論的に拡張する研究や,磁場中におかれた自由電子のふるまいに関する量子論的研究を行った。帰国後,レニングラードの物理・工学研究所,ウクライナの物理・工学研究所を経て37年モスクワの物理学問題研究所の理論物理学部長。

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大辞林 第三版の解説

ランダウ【Lev Davydovich Landau】

1908~1968) ソ連の理論物理学者。磁性の研究、低温物理学・熱力学・素粒子論など物理学のほぼ全分野に業績を残す。液体ヘリウムの超流動の理論や、超伝導に関する先駆的研究が著名。

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367日誕生日大事典の解説

ランダウ

生年月日:1877年2月14日
ドイツの数学者
1938年没

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世界大百科事典内のランダウの言及

【相転移】より

…逆に転移点より下側では後者が勝って秩序状態となり,対称性の低い状態が実現する。 二次相転移を扱う一般論としては,L.D.ランダウの現象論がある。それは,自由エネルギーFを秩序パラメーターηの関数と考え,Fがηに関して,図3のようにふるまうとして相転移のようすを説明する。…

【中性子星】より

…恒星がその進化の終末に到達する中性子物質からなる超高密度の星。中性子星の存在は,すでに1930年代にL.D.ランダウ,J.R.オッペンハイマーらにより理論的に予言されていた。また超新星爆発の際に中性子星が残骸としてできるとする考えを,W.バーデとツビッキーF.Zwickyが提案している。…

【超流動】より

…超流動が起こる機構は4Heと3Heとではまったく異なり,前者では4He原子がボース統計に従うことと原子間に斥力があることが,また後者では3He原子がフェルミ統計に従うことと原子間に引力があることが原因になっている。4Heの超流動理論は1930年代にF.ロンドン,L.D.ランダウらによって作られ,3Heの超流動については超伝導のBCS理論の出現(1957)直後からその応用として多くの人たちによって考えられてきた。
[液体ヘリウム4の超流動]
 4Heはボース粒子であってボース統計に従う。…

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