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ワールブルク ワールブルク Warburg, Otto Heinrich

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ワールブルク
ワールブルク
Warburg, Otto Heinrich

[生]1883.10.8. フライブルク
[没]1970.8.1. ベルリン
ドイツ生化学者。物理学者で国立物理工学研究所所長をつとめた父のエミールに物理学の手ほどきを受け,ベルリン大学有機化学を,ハイデルベルク大学で R.クレールの助手となって医学を修め,1911年学位取得。

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デジタル大辞泉の解説

ワールブルク(Otto Heinrich Warburg)

[1883~1970]ドイツの生化学者。呼吸酵素反応などに伴うガスの圧力を測定する検圧計を発明し、呼吸作用・光合成・糖代謝などについて多くの業績をあげた。1931年ノーベル生理学医学賞受賞。

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百科事典マイペディアの解説

ワールブルク

ドイツの美術史・文化史家。ハンブルクのユダヤ系銀行家の長男として生まれ,ボン大学に学んだのち,生涯野にあってイコノロジーを方法的基盤とする研究に専念した。その私設図書館ワールブルク文庫〉はのちロンドン大学ウォーバーグ研究所に発展する。
→関連項目ウィントカッシーラーコートールズ[会社]ザクスル図像学パノフスキー

ワールブルク

ドイツの生化学者。ベルリン,ハイデルベルク両大学に学ぶ。カイザーウィルヘルム研究所員,のち同細胞生理学研究所長。ワールブルク検圧計を発明し,光合成,呼吸,解糖系等の生化学を発展させた。
→関連項目クレブステオレル

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世界大百科事典 第2版の解説

ワールブルク【Aby Warburg】

1866‐1929
ドイツの美術史家。ユダヤ系の富裕な銀行家の家に生まれ,生地ハンブルクに美術史の文献を中心とした〈ワールブルク文庫〉を創設。文庫はナチスに追われて1934年ロンドンに移転,ロンドン大学付属ワールブルク研究所となる。彼は,当時全盛の様式批判による美術史に対して,作品の主題的側面が芸術家やパトロンたちにとって重要な意味を有していたことを,主としてイタリア初期ルネサンス美術の研究を通じて主張。その画期的ボッティチェリ論(1893)によって拓かれ,後にパノフスキー等の図像学(イコノロジー)として結晶した彼の美術史的方法の基本は,すでに文庫の構成に組み込まれており,現在の研究所に継承されている。

ワールブルク【Emil Gabriel Warburg】

1846‐1931
ドイツの物理学者。ハイデルベルク大学で物理学と化学を学び,ベルリン大学で学位を取得。1872年,新設されたカイザー・ウィルヘルム大学の臨時教授となり,A.クントとともに気体分子運動論に関する実験的研究を行う。76年から95年までフライブルク大学の物理学教授をつとめ,弾性余効の研究からJ.A.ユーイングとは独立に強磁性体ヒステリシスを実験的に見いだした。95年からはクントの後任としてベルリン大学の実験物理学の教授となり,多くの研究者を養成した。

ワールブルク【Otto Heinrich Warburg】

1883‐1970
ドイツの生化学者。ベルリン大学,ハイデルベルク大学。E.フィッシャーから化学を,また物理学者であった父E.G.ワールブルクから物理学と光化学などを学ぶ。1914年カイザー・ウィルヘルム協会(後のマックスプランク協会)の細胞生理学研究所所員,37年同研究所所長。彼の考案したワールブルク検圧計(1918)は,20世紀前半の生化学で広く用いられた。呼吸酵素(1920年代),トリホスホピリジンヌクレオチド(TPN,現在はニコチンアミドアデニンジヌクレオチドNADPと改称)の発見(1935)をはじめ,呼吸,解糖系,また光合成の生化学で業績を挙げた。

ワールブルク【Paul Moritz Warburg】

1868‐1932
アメリカのユダヤ系銀行家。1798年に設立されドイツの大銀行に発展したワールブルク商会を経営するワールブルク家の子としてハンブルクに生まれた。1894年から数年間は同社に参加したが,その後アメリカに渡り,1902年にニューヨークの銀行クーンローブ商会の社員,11年にアメリカ市民となった。彼はヨーロッパのような中央銀行をアメリカにも設置するように議会に働きかけたが,13年に制定された連邦準備法では,統一的な中央銀行は設立されなかった。

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大辞林 第三版の解説

ワールブルク【Warburg】

〔Aby W.〕 (1866~1929) ドイツの美術史家。ハンブルクにワールブルク文庫(1933年ナチスに追われロンドンに移転してワールブルク研究所)を創設、美術史・文化史研究に大きな影響を与えた。
〔Otto Heinrich W.〕 (1883~1970) ドイツの生化学者。ワールブルク検圧計を考案して細胞呼吸を研究。癌がん細胞の生理、光合成の研究でも知られる。

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世界大百科事典内のワールブルクの言及

【図像学】より

…他方,古代神話・寓意等キリスト教以外の図像についても近世以来一貫して研究が行われてきた。 現代の図像学の発端は,一般にA.ワールブルクが1912年に発表した15世紀イタリアの月暦画についての研究報告に認められている。ハンブルクに起こり,後にロンドンに移った彼の学派(ワールブルク研究所)から,優れた研究者が多数出たが(ゴンブリッチ,ザクスルF.Saxlなど),第2次大戦後の学界に決定的影響を与えたのはパノフスキーである。…

【ワイマール文化】より

…こうした人間の原質を求める動きは,精神分析家にとどまらず,ワイマール文化を担った人々にみられる。ワールブルク研究所をつくったA.ワールブルクは,美術史から古代人のシンボル研究に向かったし,法制史家のバハオーフェンは考古学からシンボルの解読を通して母権制を発掘した。 かくてワイマールの思想は,人類学の視点を変えた。…

【ワールブルク研究所】より

…ロンドン大学に所属する研究所で,とりわけルネサンス研究の面で名高い。ドイツの富裕な美術史家A.ワールブルクは,古代美術の伝統についてとくに関心を深め,これについての豊富な蔵書を備えた文庫を1905年ハンブルクにつくった。やがて友人ザクスルF.Saxlを管理責任者として研究所へと発展し(1921),パノフスキーやカッシーラーなどが同研究所に関係するようになって,ルネサンス研究の一大中心とみなされるようになった。…

【FAD】より

…生体内においては,ピリジンヌクレオチドと並んで,多くの電子伝達系酵素反応に重要な役割を演じているが,中でもD‐アミノ酸酸化酵素,グルコースオキシダーゼ,各種酸素添加酵素の反応がよく知られている。もともと,ワールブルクO.Warburgらが酵母から分離した黄色酵素(1932)の補酵素としてFMNを発見したのにひき続き,1938年にD‐アミノ酸酸化酵素の補酵素としてFADが発見された。【徳重 正信】。…

【FAD】より

…生体内においては,ピリジンヌクレオチドと並んで,多くの電子伝達系酵素反応に重要な役割を演じているが,中でもD‐アミノ酸酸化酵素,グルコースオキシダーゼ,各種酸素添加酵素の反応がよく知られている。もともと,ワールブルクO.Warburgらが酵母から分離した黄色酵素(1932)の補酵素としてFMNを発見したのにひき続き,1938年にD‐アミノ酸酸化酵素の補酵素としてFADが発見された。【徳重 正信】。…

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