精選版 日本国語大辞典 「三番叟・三番三」の意味・読み・例文・類語
さんば‐そう【三番叟・三番三】
〘名〙
① 三番目に舞う翁(おきな)の意。
※多聞院日記‐天文一一年(1542)二月一三日「遠国にて猿楽三はさうにことをかきて、禅僧とまゐまゐとさるかゐとに行合たる間」
※俳諧・西鶴五百韻(1679)何餠「先三番三をはじめいはじめい〈西鶴〉 あいた所へてうとまいってぐっすりと〈西友〉」
③ 物事の最初にすること。物事の手はじめ。序幕。
※洒落本・仇手本(1801)一「このところお定りのさかづきいで、まづさんばそうに玉子焼でさけをもってくる」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報