三雲[町](読み)みくも

百科事典マイペディア 「三雲[町]」の意味・わかりやすい解説

三雲[町]【みくも】

三重県中東部,一志(いちし)郡の旧町。町名は三渡(みわたり)川と雲出(くもず)川に挟まれた地域に由来。沖積低地にあり,東は伊勢湾に面する。古代条里制遺構がみられる。旧伊勢参宮路沿いの星合(ほしあい)は,中世の紀行文や,和歌にその名がみえる。米作のほかイチゴや野菜を栽培,ノリ養殖が行われる。小野江に幕末の探検家松浦武四郎の生家跡がある。2005年1月一志郡嬉野町,飯南郡飯南町,飯高町と松阪市へ編入。18.89km2。1万1468人(2003)。→曾禰荘蘇原御厨

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