デジタル大辞泉
「仰」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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おおせおほせ【仰】
- 〘 名詞 〙 ( 動詞「おおす(仰)」の連用形の名詞化 )
- ① 上位者のいいつけを敬っていう。おいいつけ。御命令。
- [初出の実例]「この玉取りえでは家に帰り来なとのたまはせけり。各仰承てまかりぬ」(出典:竹取物語(9C末‐10C初))
- 「それ程御存じの筈〈略〉それをいかにお主様の命(オホセ)だとて」(出典:二人比丘尼色懺悔(1889)〈尾崎紅葉〉怨言)
- ② ( 「いいつける」語気が薄い場合 ) おっしゃること。おことば。
- [初出の実例]「北の方〈略〉典薬を呼びすゑて〈略〉といへば、典薬がいらへ『ことわりなきおほせなりや〈略〉』と述べ申したるに」(出典:落窪物語(10C後)二)
- 「ハイ、仰(アフセ)の通り、どうも目上に縁がございません」(出典:怪談牡丹燈籠(1884)〈三遊亭円朝〉二〇)
ぎょうギャウ【仰】
- 〘 形容動詞ナリ活用 〙 程度のはなはだしいさま。おおげさなさま。仰山。
- [初出の実例]「Guiôna(ギョウナ) ヒト〈訳〉物事を大げさに言う人」(出典:日葡辞書(1603‐04))
- 「それはさほどな事でもござらぬ。越後のかたはぎゃうな事」(出典:咄本・軽口大わらひ(1680)三)
仰の語誌
→「ぎょうさん」「ぎょうぎょうしい」の語誌
あおあふ【仰】
- 〘 名詞 〙 上向きのさま。おもにあおむきの寝姿をいう。
- [初出の実例]「あをになるを あをのけだま」(出典:浜荻(庄内)(1767))
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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普及版 字通
「仰」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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