出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
島根県出雲(いずも)市佐田(さだ)町須佐に鎮座。主祭神は須佐之男命(すさのおのみこと)。『出雲国風土記(いずものくにふどき)』は、この神が自らの御魂をここに鎮め給(たも)うたと記す。式内社で、宮内など8か村の総氏神となり、中世には祭田200石を有したと伝えるが、山中幸盛(ゆきもり)(鹿之介(しかのすけ))らに奪取され、文禄(ぶんろく)の検地(太閤(たいこう)検地)以後は社領10石、のち30石に増した。古来、農耕・殖産・延寿の神として住民の信仰が厚く、武将や藩主の崇敬も受けた。旧国幣小社。例祭4月18、19日。切明(きりあけ)神事(8月15日、県の無形文化財)は、花笠(はながさ)を着けた6人が鉦(しょう)、太鼓をたたいてはだしで踊り、念仏踊の名で知られる。大社造の本殿は県の重要文化財、社宝に尼子晴久(あまごはるひさ)奉納の兵庫鎖太刀(ひょうごぐさりのたち)(国の重要文化財)がある。
[平井直房]
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…山地が広く,林業が盛んで,シイタケ栽培,酪農も行われる。須佐神社は《出雲国風土記》に記載されている古社で,毎年8月15日に念仏踊が奉納される。【清水 康厚】。…
…米作,畜産,野菜やタバコの栽培が盛んで,畜産は牧草地の造成やサイロ建設など企業的経営をとり入れている。須佐神社は〈小童の祇園さん〉の名で親しまれ,毎年7月の祇園祭は近郷の参拝者でにぎわう。JR福塩線が通じる。…
…東部海岸の長井浜と蓑島は北九州市から海水浴や潮干狩などの行楽客が多く筑豊県立自然公園に含まれる。御所ヶ谷の神籠石(こうごいし)(史)や,今井の祇園祭の連歌奉納で知られる須佐神社など文化財に富む。【土井 仙吉】。…
※「須佐神社」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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