加賀[市](読み)かが

百科事典マイペディア 「加賀[市]」の意味・わかりやすい解説

加賀[市]【かが】

石川県南西端の市。1958年市制。市街大聖寺(だいしょうじ),動橋(いぶりはし),温泉の片山津山代山中などに発達。中心の大聖寺は中世は白山五院の一つ大聖寺の門前町,江戸時代は大聖寺藩の城下町であった。平野部は加賀米の多産地で,工業では絹・人絹織物,自転車部品の生産が盛ん。山中塗九谷焼などの伝統工芸も行われる。北陸本線,北陸自動車道が通じ,小松空港に近いという交通の便の良さ,越前加賀海岸国定公園に属する自然美,片山津,山代,山中の豊富な温泉に恵まれ,古社寺も多く,観光都市として発展している。1993年6月片野鴨池がラムサール条約登録湿地となる。2005年10月江沼郡山中町を編入。305.87km2。7万1887人(2010)。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android