終局（読み）シュウキョク

デジタル大辞泉

しゅう‐きょく【終局】

１ 碁・将棋を打ちおわること。⇔開局。
２ 物事の結末がつくこと。しまい。終結。「騒乱が終局を迎える」
[類語]（1）投了・終盤／（2）終焉・結末・大詰め・終末・終わり・最後・おしまい・終了・終結・果てし・幕切れ・閉幕・幕・打ち止め・ちょん・完かん・了りょう・ジエンド・終しまい・最終・結び・締め括くくり・結尾・末尾・掉尾とうび・ちょうび・終幕・土壇場どたんば・どん詰まり・末すえ・ラスト・エンディング・フィニッシュ・フィナーレ

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

しゅう‐きょく【終局】

1. [ 1 ] 〘 名詞 〙
   1. ① 碁、将棋などを打ち終わること。また、その終わりの局面。
      1. [初出の実例]「いつも終局の勝負のみを念頭においている」(出典：蛙のこえ（1952）〈大宅壮一〉玄人)
      2. [その他の文献]〔馬戴‐期王錬師不至詩〕
   2. ② 事がおわること。事件の落着。終結。おわり。しまい。
      1. [初出の実例]「ダンパン shūkyoku(シュウキョク) スル」(出典：改正増補和英語林集成（1886）)
2. [ 2 ] 〘 副詞 〙 つまるところ。結局。
   1. [初出の実例]「何うしても諦めがつかず、終局(シウキョク)私は一人で行く決心をして了ひました」(出典：続いたづら小僧日記（1909）〈佐々木邦訳〉)

出典　精選版 日本国語大辞典

普及版 字通

【終局】しゆうきよく

碁をうち終える。ことの終わり。唐・馬戴〔王錬師と期して至らず〕詩　昨日の圍棋、未だ局をへず　多く白鶴に乘じて、山を下り來(きた)る

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出典　平凡社「普及版 字通」