

は桓圭を執り九寸、侯は信圭を執り、伯は躬圭を執り、皆七寸~以て
侯を封ず」とみえ、諸侯を封ずるときの瑞玉をいう。金文に「
圭(かんけい)」を賜うことが多くみえ、酒器の
(ゆう)とともに賜与されているから、
圭は鬯酒(ちようしゆ)(くろきびの香り酒)を用いるときの玉器であろう。〔毛公鼎〕に「秬鬯(きよちやう)一
・
圭
寶(さんぱう)を賜ふ」、〔師詢
(しじゆんき)〕に「秬鬯一
・圭
を賜ふ」とあり、鬯酒を用いるときの礼器である。
圭。
鬯(かんちよう)のとき、鬯酒を酌む玉器。
・佳・
・奎・恚・閨・挂・畦など二十三字を収める。圭の声義をとるものは、圭玉の形によるものが多く、卦は画地識爻の土版の形。このうち哇(あ)・恚(い)の声をとるものは、また別の一系をなすものであろう。
▶・圭硯▶・圭撮▶・圭
▶・圭璽▶・圭勺▶・圭尺▶・圭爵▶・圭首▶・圭裳▶・圭
▶・圭瑞▶・圭組▶・圭田▶・圭頭▶・圭竇▶・圭篳▶・圭表▶・圭幣▶・圭璧▶・圭門▶・圭
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珪・玄珪・穀圭・執圭・青圭・大圭・土圭・刀圭・日圭・白圭・璧圭・宝圭・命圭出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
… 前10~前9世紀の交,すなわち西周中期は社会慣行,宗教観念の顕著な変革期に当たるが,それに対応して出現した瑞玉として,勺の柄に取り付ける玉がある。前1千年紀末の古典中で
圭(かんけい)と呼ばれるものである。前10~前8世紀には前の時期に多かった動物形の玉器の製作は衰える。…
…玉製の斧,璧(へき),琮(そう)がそれである。玉製の斧は後にも長く作られ,前3世紀ころまで伝統が続き,前1千年紀末の古典中で琬圭(えんけい)と呼ばれるにいたる。璧は当時天体をかたどったと推測すべきふしがあり,琮は四隅に天神を表した人面を刻む。…
※「圭」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...