百科事典マイペディアの解説 福岡県南部,三潴(みづま)郡の旧町。筑後川の左岸,筑紫(つくし)平野の中央部にあり,米麦,エノキダケ,イチゴ,ネギなどを産する。水運の便もよく,古くから酒造,瓦製造が盛ん。イグサの栽培・加工も行われる。2005年2月浮羽郡田主丸町,三井郡北野町,三潴郡三潴町と久留米市へ編入。17.58km2。1万4160人(2003)。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
世界大百科事典 第2版の解説 福岡県南西部,三潴(みづま)郡の町。人口1万3994(1995)。筑紫平野のほぼ中央,筑後川下流の低湿な三角州地帯からなり,クリークが縦横に走る。基幹産業は農業で,米作を主体とするが,近年イグサ,イチゴ,ネギなどの生産も伸びている。穀倉地帯を背景に元禄期(1688‐1704)より酒造業が盛んで,〈九州の灘〉ともいわれる。伝統産業として瓦製造があり,かつては和傘の産地でもあった。また産卵期に筑後川を上るエツ漁が行われ,観光客を集める。 出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報