(読み)イキ

デジタル大辞泉 「域」の意味・読み・例文・類語

いき【域】[漢字項目]

[音]イキ(ヰキ)(呉)
学習漢字]6年
区切れた一定の土地・場所。「域内海域境域区域空域広域神域水域聖域全域地域流域領域
物事範囲程度。「音域芸域職域
特定の土地。国。「異域禹域ういき(=中国)・西域
[名のり]くに・むら

いき〔ヰキ〕【域】

物事の程度の、一定の段階。範囲。境地。「プロに達する」
[類語]範囲領域領分縄張りテリトリー区画区域区間帯域境域ブロックエリアゾーン

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「域」の読み・字形・画数・意味


常用漢字 11画

[字音] イキ(ヰキ)
[字訓] ちいき・くいき・かぎる・くぎる

[説文解字]
[金文]

[字形] 形声
声符は或(よく)。〔説文〕十二下に或の重文として域を出だし、「なり。囗(ゐ)に從ひ、戈に從ひ、以て一を守る。一は地なり」という。或は囗(城邑)を戈で守る形で、國(国)の初文。その邑居の区域を域という。

[訓義]
1. ちいき、くいき。
2. そのように地域を限定することをいう。かぎる、くぎる。
3. 特定の区域、墓域などをいう。

[古辞書の訓]
名義抄〕域 サカヒ・カギル・シナ・タモツ 〔字鏡集〕域 サカヒ・カギル・ヰル・タモツ・ツカ・シナ

[語系]
或hiukは(有)hiuに対して限定することを意味し、域hiuk、國kukはその声義を承ける字である。囗・・圍(囲)hiuiは囗を衛り、囲む意。また或・域と関連する語である。

[熟語]
域域・域外・域中・域兆・域内
[下接語]
異域・禹域塋域・遠域・遐域・海域・界域・外域・寰域・旧域・境域・疆域・区域・芸域・広域・荒域・国域・西域・殊域浄域・職域・神域・人域・水域・聖域・絶域・壇域・地域・肇域・土域・統域・日域・辺域・方域・邦域・封域・流域・陵域・領域・霊域

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「域」の意味・わかりやすい解説


いき

関数」のページをご覧ください。

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