夢にも(読み)ユメニモ

デジタル大辞泉 「夢にも」の意味・読み・例文・類語

ゆめに‐も【夢にも】

[副](あとに打消しの語を伴って)少しも。いささかも。「うまくいくとは夢にも考えていなかった」
[類語]何等なんら全然全く一向さっぱりまるきりまるで少しもからきしちっとも皆目一切まるっきりとんといささかも毫も微塵も毛頭更更何もなんにも何一つ一つとして到底とても全くもってどだいてんで寸分一寸寸毫毫末

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「夢にも」の意味・読み・例文・類語

ゆめ【夢】 にも

  1. あとに打消・禁止の語を伴って用いる。すこしも。つゆばかりも。いささかも。夢ほど。
    1. [初出の実例]「女、今ははやう往ねと切にいへど、夢にも立ちしりぞかず」(出典:大和物語(947‐957頃)御巫本附載)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android