迚も(読み)トテモ

デジタル大辞泉「迚も」の解説

とて‐も【×迚も】

[副]《「とてもかくても」の
(あとに打消しの表現を伴って用いる)どのようにしても実現しない気持ちを表す。どうしても。とうてい。「迚も食べられない量」「迚も無理な相談」
程度のはなはだしいさま。非常に。たいへん。とっても。「空が迚もきれいだ」
結局は否定的な結果になるという投げやりな気持ちを表す。どうせ。しょせん。
「―お留守だろうと思ったんですけどね」〈里見弴多情仏心
「―、地獄は一定すみかぞかし」〈歎異抄
よりよい内容を望む気持ちを表す。どうせ…なら。
「―我をあはれみ給ふ上は」〈仮・伊曽保・上〉
[補説]「迚」は国字
[類語](1到底とうていどうしても何としてもまず何等なんら全然全く一向さっぱりまるきりまるで少しもからきしちっとも皆目一切まるっきりとんといささかも毫も微塵も毛頭更更何もなんにも何一つ一つとして全くもってどだいてんで寸分一寸寸毫毫末夢にも/(2大層大変極めて至って非常にはなはすこぶ至極しごくごくいとも実にまことに大いにいたく・ひどく・恐ろしくすごくものすごく滅法めっぽうさんざっぱらさんざんさんざこってりはなはだ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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