デジタル大辞泉 「迚も」の意味・読み・例文・類語
とて‐も【×迚も】
1 (あとに打消しの表現を伴って用いる)どのようにしても実現しない気持ちを表す。どうしても。とうてい。「
2 程度のはなはだしいさま。非常に。たいへん。とっても。「空が
3 結局は否定的な結果になるという投げやりな気持ちを表す。どうせ。しょせん。
「―お留守だろうと思ったんですけどね」〈里見弴・多情仏心〉
「―、地獄は一定すみかぞかし」〈歎異抄〉
4 よりよい内容を望む気持ちを表す。どうせ…なら。
「―我をあはれみ給ふ上は」〈仮・伊曽保・上〉
[補説]「迚」は国字。
[類語](1)