精選版 日本国語大辞典 「岸」の意味・読み・例文・類語
きし【岸】
〘名〙
① 陸地が川・湖・海などの水に接したところ。みずぎわ。なぎさ。
※万葉(8C後)七・一二三七「静けくも岸(きし)には波は寄せけるかこれの家通し聞きつつ居れば」
※太平記(14C後)六「或は橋の上を歩ませ、或は河瀬を渡して、向の岸(キシ)に懸驤る」
※万葉(8C後)一〇・二三一三「あしひきの山かも高き巻向の木志(きシ)の子松にみ雪降り来る」
③ 桶・井戸など水のはいっているものの縁(ふち)。
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