(読み)コウ

デジタル大辞泉 「巧」の意味・読み・例文・類語

こう【巧】[漢字項目]

常用漢字] [音]コウカウ)(漢) [訓]たくみ たくむ うまい
技術テクニック。「機巧技巧
てわざがうまい。たくみ。「巧言巧者巧拙巧知巧遅巧妙精巧老巧
[名のり]たえ・よし
難読乞巧奠きっこうでん

こう〔カウ〕【巧】

たくみなこと。上手なこと。「ろうして拙を成す」⇔

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「巧」の意味・読み・例文・類語

こう カウ【巧】

〘名〙 (形動) たくみなこと。じょうずなこと。りっぱなこと。また、そのさま。
国歌八論(1742)歌源「然ればこのころ既に拙を去りて巧に就くことなきにはあらず」 〔黄庭堅‐拙軒頌〕

たくな・む【巧】

〘他マ四〙 (「たくらむ」の変化した語) くわだてる。もくろむ。たくらむ。
浮世草子・当世芝居気質(1777)二「此趣向をすぐに一ト切浄るり芝居へ嫁入させんとたくなみ」

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世界大百科事典(旧版)内のの言及

【工芸】より

…このように工芸は,いく通りにも定義されてきたために,今日その概念はあいまいになっている。
[中国――工芸と巧]
 〈工芸〉はもともと中国の言葉で,その文献上の初出は,現在知られているところでは,《旧唐書(くとうじよ)》閻立徳伝(えんりつとくでん)である。宋代の百科事典,《太平御覧(たいへいぎよらん)》の工芸の部によると,それは射(弓を射ること),御(馬を御すこと),書,数(算数),画,巧,そして囲碁などの勝負を争う各種遊戯,これらにかかわる広い範囲での技能のことであった。…

※「巧」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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