愚蒙(読み)グモウ

デジタル大辞泉 「愚蒙」の意味・読み・例文・類語

ぐ‐もう【愚×蒙】

[名・形動]おろかで道理がわからないこと。また、そのさま。愚昧ぐまい
小児隊伍に入るの分際なるを知らず、以て―に誇る者多し」〈吉岡徳明・開化本論〉
[類語]馬鹿阿呆あほう魯鈍ろどん愚鈍無知蒙昧もうまい愚昧ぐまい暗愚頑愚愚か薄のろ盆暗ぼんくらまぬけとんまたわけ馬鹿者馬鹿野郎馬鹿たれ与太郎抜け作おたんこなすおたんちんあんぽんたんべらぼう

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精選版 日本国語大辞典 「愚蒙」の意味・読み・例文・類語

ぐ‐もう【愚蒙・愚矇・愚盲マウ】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) =ぐまい(愚昧)
    1. [初出の実例]「第三〈略〉劣弱愚朦、似此咳児」(出典秘蔵宝鑰(830頃)上)
    2. 「其の身愚蒙(グモウ)なりと雖(いへど)も多年奉行の数に加はって」(出典:太平記(14C後)九)
    3. [その他の文献]〔杜甫‐杜鵑行〕

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「愚蒙」の解説

愚蒙 ぐもう

1683-1761 江戸時代中期の僧。
天和(てんな)3年生まれ。祐天の甥(おい)。陸奥(むつ)磐城(いわき)郡(福島県)の人。上総(かずさ)(千葉県)牛島にいた祐天のもとで出家し,江戸伝通院,増上寺などで浄土宗をおさめる。師の没後江戸目黒に祐天寺建立,師を開山(かいさん)としてみずからは2世となった。宝暦11年1月2日死去。79歳。俗姓新妻。字(あざな)は祐海。号は拈蓮社香誉信阿。

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