可能(読み)カノウ

デジタル大辞泉の解説

か‐のう【可能】

[名・形動]《「能(あた)う可(べ)き」の音読》
ある物事ができる見込みがあること。ありうること。また、そのさま。「現在可能な方法は限られている」「実現可能な(の)計画」
文法で、そうすることができるということを表す言い方。動詞の未然形に、文語では助動詞「」「らる」(古くは「」「らゆ」)、口語では助動詞れる」「られる」などを付けて言い表す。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

かのう【可能】

( 名 ・形動 ) [文] ナリ 
することができること。ありうること。また、そのさま。 ⇔ 不可能 「 -な限り」 「実行-な計画」
文法で、そうすることができるという意を表す言い方。口語では助動詞「れる」「られる」、文語では「る」「らる」(古くは「ゆ」「らゆ」)を付けて言い表す。 〔明治期、「あたふべき」に漢字「可能」をあてて音読みしたことから生じた語。「哲学字彙」(1881年)に英語 virtual の訳語として載る〕

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

か‐のう【可能】

〘名〙 (形動) ある物事が実現できること。または、実際にありうること。また、その状態。
※それから(1909)〈夏目漱石〉四「死が可能(カノウ)であるならば、それは発作の絶高頂に達した一瞬にあるだらう」
[補注](1)「あたふべき」に当てた漢字「可能」の音読みから生じた明治期の新漢語。
(2)「哲学字彙」では「Virtual」に「可能」の訳を当てている。

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