挙って(読み)コゾッテ

デジタル大辞泉 「挙って」の意味・読み・例文・類語

こぞっ‐て【挙って】

[副]《「こぞりて」の音変化》一人も残らず。全員で。「村中挙って祭りを楽しむ」
[類語]挙げておよ丸ごとそっくりそのまま全部徹頭徹尾残らず残り無く余すところなくことごとく通じて総じてつぶさに丸丸身ぐるみ全一ぜんいつ全的全面的軒並み一通り一渡りごそっとごっそりすっかり一つ一つ有りと有る有りとあらゆる全容全貌おんぶにだっこオールラウンドすることなすこと何から何まで一部始終全体裏表網羅丸きり丸っきりあるがまま一揃ひとそろ一式十把ひとからげひとまとめありったけ総なめ細大漏らさず洗いざらい何もかも何でもかんでも根こそぎ漏れなく隈なく万事一から十まで一切いっさい一切合切いっさいがっさい

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「挙って」の意味・読み・例文・類語

こぞっ‐て【挙て】

  1. 〘 副詞 〙 「こぞりて(挙━)」の変化した語。
    1. [初出の実例]「其当座は諸人こぞってにくめり」(出典:役者論語(1776)耳塵集)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android