一から十まで(読み)イチカラジュウマデ

デジタル大辞泉 「一から十まで」の意味・読み・例文・類語

いちからじゅうまで

何から何まで。始めから終わりまで。すべて。「一から十まで人に頼る」
[類語]凡て何もかもことごとくなべてみな・みんな悉皆しっかい残らず余すところなく漏れなく逐一ちくいちすっかりそっくり洗いざらくまなく根こそぎ虱潰しあまねく満遍ない万事一切一切合財丸ごとごっそりすっぽりいちいち細大漏らさず何でもかんでも根掘り葉掘りそっくりそのまま全部徹頭徹尾残り無く通じて総じてつぶさにこぞって丸丸身ぐるみ全一ぜんいつ全的全面的軒並み一通り一渡りごそっと一つ一つおよ有りと有る有りとあらゆる全容全貌おんぶにだっこオールラウンドすることなすこと何から何まで一部始終全体裏表網羅丸きり丸っきりあるがまま一揃ひとそろ一式十把ひとからげひとまとめありったけ総なめ

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精選版 日本国語大辞典 「一から十まで」の意味・読み・例文・類語

いち【一】 から 十(じゅう)まで

  1. ( 十を数の限度として ) 何から何まで、の意を表わす言葉。すべて。全部。
    1. [初出の実例]「一から十まて御調候て、首尾合たる衆可御上候」(出典毛利家文書‐(天正一一年)(1583)八月二二日、安国寺恵瓊書状)
    2. 「おわらひ草も顧ず、一から十迄申上ましょ」(出典:浄瑠璃・蘆屋道満大内鑑(1734)三)

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