デジタル大辞泉 「晒し」の意味・読み・例文・類語
さらし【×晒し/×曝し】
1 さらすこと。さらしたもの。「雨―」「恥―」
2 漂白した麻布または綿布。晒し布。特に、晒し木綿。《季 夏》「川風に水打ちながす―かな/太祇」
3 江戸時代の刑罰の一。縛った罪人、または
4 歌舞伎舞踊の中の一場面。布ざらしを舞踊化したもので、「越後獅子」などにある。
5 歌舞伎下座音楽の一。能管・太鼓・大太鼓または大鼓・小鼓を加えた鳴り物で、
6 「
(晒)地歌・箏曲の曲名。宇治川沿岸で里人が布をさらすことを題材としたもの。元禄(1688~1704)ころ、深草検校が原曲「古ざらし」をつくり、のちに山田・生田の両流が原曲から「新ざらし(早ざらし)」を編曲した。