跳ね返る(読み)ハネカエル

デジタル大辞泉 「跳ね返る」の意味・読み・例文・類語

はね‐かえ・る〔‐かへる〕【跳ね返る】

[動ラ五(四)]
ぶつかって、もとの方へ戻る。「ボールフェンスに当たって―・る」
勢いよくはねる。「油が―・る」
物事影響が波及してもとへ戻ってくる。「賃金の上昇が物価高となって―・る」
[類語](2跳ねる跳ぶジャンプ跳ね返す跳ね上がる跳ね上げる躍る躍り上がる/(3響く影響刺激煽り作用差し響く祟る災いする反響反映反応反動反作用波紋余波皺寄せとばっちり巻き添えそばづえ弾みを食う煽りを食う側杖を食う手応え歯応え物議を醸すインパクトリアクションレスポンスフィードバック

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精選版 日本国語大辞典 「跳ね返る」の意味・読み・例文・類語

はね‐かえ・る‥かへる【跳返】

  1. 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙
  2. からだを回転させてもとの姿勢にもどる。
    1. [初出の実例]「其子、獅子の機分あれば、教へざるに中より(ハネ)返りて、死する事を得ずといへり」(出典太平記(14C後)一六)
  3. 勢いよくとびはねる。はね上がる。跳躍する。
    1. [初出の実例]「左へ回右へ曲り抛(ハネ)返ては上りたる在様」(出典:太平記(14C後)三七)
  4. 物にあたって、はねてもどってくる。はじかれてかえってくる。反撥する。
    1. [初出の実例]「砲丸もはねかへる程堅固の応対」(出典:思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉九)
  5. ある事を行なった影響がもとへもどってくる。
    1. [初出の実例]「手にとらへて作り直さんとするは、つよく抑(をさゆ)るほど、先にてはねかへることを知らず」(出典:太平策(1719‐22))
    2. 「家」(出典:<出典>自然主義における)
  6. 一時下落した相場が再び騰貴する。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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