側杖(読み)ソバヅエ

デジタル大辞泉 「側杖」の意味・読み・例文・類語

そば‐づえ〔‐づゑ〕【×杖/×杖】

けんかそばにいて打ち合う杖で打たれること。転じて、自分関係のないことのために被害を受けること。とばっちり。
[類語]巻き添えとばっちり後腐れ影響刺激煽り作用響く差し響く跳ね返る祟る災いする反響反映反応反動反作用波紋余波皺寄せ弾みを食う煽りを食う側杖を食う手応え歯応え物議を醸すインパクトリアクションレスポンスフィードバック

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精選版 日本国語大辞典 「側杖」の意味・読み・例文・類語

そば‐づえ‥づゑ【側杖・傍杖】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( ━する ) けんかのそばにいて、打ち合っている杖で打たれること。転じて、争いのそばにいたために、思いがけない被害をこうむること。
    1. [初出の実例]「ヤア、烏許(をこ)がましきそ一言、側杖(ソバヅヱ)させんと切ってゆく」(出典歌舞伎初冠曾我皐月富士根(1825)大詰)
  3. 自分と関係ないことのために受ける被害。とばっちり。まきぞえ。
    1. [初出の実例]「仏も濡れを専ら、羅睺羅といへる子を儲け、檀特山の床入、其傍枝(そばヅエ)衆生に示し給ふ」(出典:浮世草子・新色五巻書(1698)二)

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