炬燵・火燵(読み)こたつ

精選版 日本国語大辞典 「炬燵・火燵」の意味・読み・例文・類語

こ‐たつ【炬燵・火燵】

〘名〙 床に炉を設け、上にやぐらを置き、ふとんを掛けて暖をとるもの。掘りごたつ。また、簡便にやぐらの底に板を張ってこれに火入れをおく置きごたつや、電気ごたつなどもある。室町時代禅宗から広まり、古くは、やぐらそのものをこたつと呼んだ。おこたつ。おこた。《季・冬》 〔文明本節用集(室町中)〕
※俳諧・毛吹草(1638)六「寒やみを直すこたつのひやく哉〈宗宇〉」
[補注]漢字表記としては、「炬燵」「火燵」のほか、「火闥」とも書くが、いずれも宛字。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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