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爵位[中国] しゃくい[ちゅうごく]

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

爵位[中国]
しゃくい[ちゅうごく]

祭祀のときに用いられる飲酒器を爵といい,爵位とは郷里共同体の祭礼にあたり,長幼の序に従って飲酒礼が行われたことから生じた語と思われる。爵に基づく古代の身分制度を爵制という。周代には天子,諸侯以下の封建的秩序を示す称号となり,公,侯,伯,子,男という五等爵制もつくられたと伝えられている。戦国時代の中頃,秦の商鞅が変法政治を行い,軍功爵制をつくったが,これは従来の封建的爵制に代って,すべての人が軍功に準じて爵禄を支給される制度であった。漢代になると,それは民爵の制に代り,全人民に爵が与えられ,皇帝は爵を媒介として共同体的な庶民社会を直接支配する体制が生じたという。これらの爵は上は列侯から下は公士にいたるまで 20等に分れていたので二十等爵制とも呼ばれる。爵は売買されたり,罪の減免にも用いられた。そののち民爵制はすたれ,官僚,貴族の身分を示す尊号として残った。

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