片腹痛い(読み)カタハライタイ

デジタル大辞泉 「片腹痛い」の意味・読み・例文・類語

かたはら‐いた・い【片腹痛い】

[形][文]かたはらいた・し[ク]《「傍かたわら痛し」の歴史的仮名遣い「かたはら」を「片腹」と解したところから生まれた語》他人が実力以上のことを行っているのが、こっけいで苦々しく感じるさま。笑止千万だ。「見え透いたうそで―・い」→傍かたわら痛し
[類語]笑止千万・ばかばかしい・馬鹿らしい・馬鹿臭い・詰まらない・馬鹿・愚か・愚かしい・阿呆あほらしい・阿呆あほう臭い・下らない・馬鹿げる・愚劣・無思慮ぶしりょ・無考え・浅はか・浅薄せんぱく・軽はずみ・軽率・笑い事・笑止・噴飯物・噴飯・笑い・大笑い・高笑い・哄笑こうしょう・爆笑・呵呵かか大笑・抱腹絶倒・笑い崩れる・笑い転こける・笑い転げる・吹き出す・腹の皮を捩よじる・腹の皮を縒よる・腹を抱える・御中おなかを抱える・頤おとがいを解く・愚にも付かぬ・へそで茶を沸かす・へそ茶・聞いてあきれる・ちゃんちゃらおかしい・浅浅・浅浅しい・浅はか・軽薄・浮薄・単純・軽佻けいちょう・疎い・浅慮・短慮・無知・不勉強・不案内・認識不足・暗い・ちんぷんかん・ちんぷんかんぷん・物知らず・世間知らず・遊戯的・娯楽・遊び心・遊び半分・遊び事・お遊び・たわい無い・気楽・慰み事・エンターテインメント・戯れ・極楽蜻蛉とんぼ・子供騙だまし

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精選版 日本国語大辞典 「片腹痛い」の意味・読み・例文・類語

かたはら‐いた・い【片腹痛】

  1. 〘 形容詞口語形活用 〙
    [ 文語形 ]かたはらいた・し 〘 形容詞ク活用 〙
  2. ① =かたわらいたい(傍痛)①
    1. [初出の実例]「式部卿宮可レ被レ打二定頼朝臣一云々、左府大怒、吐二無量悪言一、言及二主上一、聴者寒心、一有事縁、一為中宮宮司云々、極有二片腹痛御詞一云々」(出典:小右記‐長和三年(1014)一二月八日)
  3. ② =かたわらいたい(傍痛)②
    1. [初出の実例]「此日、男方結縁経供養、講師忠玄説法、与二女房一品経一玄隔、太片腹痛歟」(出典:玉葉‐養和二年(1182)正月二〇日)
    2. 「十蔵からからとわらひ、其いましめにあひながら某をつかまんとは、うでなしのふりずんばいかたはらいたし事おかし」(出典:浄瑠璃・出世景清(1685)四)

片腹痛いの語誌

「かたわらいたし(傍痛)」は、古くは発音、表記とも「かたはらいたし」であったが、これが「片腹痛し」と意識され、一般に語中の「は」が「わ」に変化した平安末期ごろ以降も「かたはら」の発音を残したもの。

片腹痛いの派生語

かたはらいた‐さ
  1. 〘 名詞 〙

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