デジタル大辞泉 「笑止千万」の意味・読み・例文・類語 しょうし‐せんばん〔セウシ‐〕【笑止千万】 [形動][文][ナリ]1 非常にこっけいなさま。「笑止千万な話」2 たいそう気の毒なさま。「さても不慮なる事―」〈浮・万金丹・二〉[類語]ばかばかしい・馬鹿らしい・馬鹿臭い・詰まらない・馬鹿・愚か・愚かしい・阿呆らしい・阿呆臭い・下らない・馬鹿げる・愚劣・無思慮ぶしりょ・無考え・浅はか・浅薄せんぱく・軽はずみ・軽率・笑い事・笑止・片腹痛い・噴飯物・噴飯・笑い・大笑い・高笑い・哄笑・爆笑・呵呵大笑・抱腹絶倒・笑い崩れる・笑い転こける・笑い転げる・吹き出す・腹の皮を捩よじる・腹の皮を縒よる・腹を抱える・御中おなかを抱える・頤おとがいを解く・愚にも付かぬ・へそで茶を沸かす・へそ茶・聞いてあきれる・ちゃんちゃらおかしい 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「笑止千万」の意味・読み・例文・類語 しょうし‐せんばんセウシ‥【笑止千万】 〘 名詞 〙 ( 形動 )① たいそう気の毒なこと。また、そのさま。[初出の実例]「仍当山御寺領分御検知之儀、如レ蒙レ仰、笑止千万令レ存候」(出典:高野山文書‐天正一三年(1585)一〇月六日・帥法印歓仲書状)「世上にて御身をうつけの様にとりさた仕る。笑止千万(セウシセンバン)」(出典:仮名草子・可笑記(1642)三)② ひじょうにばかばかしく、笑うべきこと。また、そのさま。[初出の実例]「かへる雁俊乗坊のきびすとも〈里東〉 是でも集歟笑止千万〈堤亭〉」(出典:俳諧・類柑子(1707)中) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
四字熟語を知る辞典 「笑止千万」の解説 笑止千万 非常にばかばかしく、笑うべきこと。 [活用] ―な。 [使用例] あなたがたから見て笑止千万な事もその時の私には実際大困難だったのです[夏目漱石*こゝろ|1914] [使用例] 食ってうまくないものを怪しみもせず、無神経に食べて、腹ふくらし病気ばかりしているひとびとの姿は、まことに笑止千万といいたい[北大路魯山人*美食七十年の体験|1954] [解説] 「笑止」はばかばかしいこと。「千万」は程度がはなはだしいこと。 出典 四字熟語を知る辞典四字熟語を知る辞典について 情報 Sponserd by