(読み)ウリ

デジタル大辞泉 「瓜」の意味・読み・例文・類語

うり【×瓜】

ウリ科植物のうち、実を食用にするものの総称キュウリシロウリスイカメロンカボチャなどで、特にマクワウリをいう。 夏》「葉がくれの―と寝ころぶ子猫かな/一茶
ウリ科の双子葉植物の総称。蔓性つるせい一年草で、まれに低木。主に単性花。実を食用にするもののほかに、カラスウリスズメウリゴキヅルアマチャヅルなども含まれる。
紋所の名。陰の瓜、捻瓜など。瓜紋かもん
[類語]真桑瓜メロン西瓜烏瓜夕顔瓢箪糸瓜へちまふくべひさご胡瓜白瓜カボチャ唐茄子冬瓜とうがん苦瓜

か【瓜】[漢字項目]

人名用漢字] [音]カ(クヮ)(漢) [訓]うり
〈カ〉
植物の名。ウリの総称。「瓜田甜瓜てんか
(「瓜」の文字分析から)女の十六歳。または、男の六十四歳。「破瓜
〈うり〉「烏瓜からすうり白瓜苦瓜真桑瓜まくわうり
難読野木瓜あけび・むべ南瓜カボチャ胡瓜きゅうり黄瓜きゅうり西瓜すいか冬瓜とうがん糸瓜へちま木瓜ぼけ甜瓜まくわうり

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「瓜」の意味・読み・例文・類語

うり【瓜】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ウリ科のつる性草本、またはその果実の総称。キュウリ、スイカ、トウガン、カボチャ、カラスウリ、ニガウリなど。古くは特にマクワウリをいった。ふり。《 季語・夏 》

▼うりの花《 季語・夏 》

  1. [初出の実例]「宇利(ウリ)(は)めば 子供思ほゆ 栗食めば まして偲(しぬ)はゆ」(出典:万葉集(8C後)五・八〇二)
  2. 紋所の名。陰の瓜、黒餠(こくもち)に瓜、捻瓜などがある。かもん(瓜紋)。

ふり【瓜】

  1. 〘 名詞 〙うり(瓜)
    1. [初出の実例]「うつくしき物、ふりに書きたる稚児の顔」(出典:春曙抄本枕(10C終)一三六)

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