病葉(読み)ワクラバ

デジタル大辞泉 「病葉」の意味・読み・例文・類語

わくら‐ば【病葉】

病気や虫のために変色した葉。特に、夏の青葉の中にまじって、赤や黄色に色づいている葉。 夏》「―や大地に何の病ある/虚子
[類語]落ち葉朽ち葉枯れ葉木の葉枝葉草葉葉っぱ押し葉葉身葉脈葉柄葉末托葉単葉複葉葉序双葉若葉若緑新緑万緑青葉紅葉こうよう紅葉もみじ黄葉照り葉落葉松葉

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精選版 日本国語大辞典 「病葉」の意味・読み・例文・類語

わくら‐ば【病葉・嫩葉】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 木の若葉。〔易林本節用集(1597)〕
  3. 病気や虫におかされて枯れた葉。特に夏の頃、紅葉のように赤または黄白色に色づき枯れた葉。《 季語・夏 》 〔匠材集(1597)〕
    1. [初出の実例]「わくら葉の落る間宿る太山哉」(出典:俳諧・青蘿発句集(1797)羈旅)

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普及版 字通 「病葉」の読み・字形・画数・意味

【病葉】びようよう

わくらば。

字通「病」の項目を見る

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