精選版 日本国語大辞典 「矩」の意味・読み・例文・類語
く【矩】
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地球から見て,惑星が太陽から90度離れて見えるときのことで,外惑星に限られる現象である。外惑星の黄道上の見かけの動きは太陽よりも遅いので,合を過ぎると外惑星は太陽の西側に位置する。西側で太陽から90度離れたときを上矩(または西方矩)と呼ぶ。さらに時間が経過して衝を過ぎ,太陽から西側へ270度離れた位置,すなわち太陽の東側90度の位置に達したときを下矩(または東方矩)と呼ぶ。上矩のとき,外惑星は真夜中に東の空に昇り,夜明けごろ南中する。下矩のときには,日没のころに南中し,真夜中西の地平線に沈んでいく。
執筆者:湯浅 学
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地球からみて惑星が太陽の東または西に直角方向に見えるときをいう。内惑星である水星と金星は直角に見えることはなく、外惑星に限られる。太陽の東に90度になったときを上矩(じょうく)、西に90度になったときを下矩(かく)という。上矩のころには惑星は日没のころに南中し、また下矩のころには日の出のころ南中するが、これは月の上弦、下弦と同様である。外惑星の太陽に対する位置は、合(ごう)、下矩、衝(しょう)、上矩の順に変化する。
[村山定男]
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