コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

糸魚川‐静岡構造線 いといがわしずおかこうぞうせん

3件 の用語解説(糸魚川‐静岡構造線の意味・用語解説を検索)

百科事典マイペディアの解説

糸魚川‐静岡構造線【いといがわしずおかこうぞうせん】

日本列島を横切る大規模な断層線。新潟県糸魚川市から南へ,姫川〜松本盆地〜塩尻市〜韮崎市を経て静岡市付近に達する。フォッサマグナの西縁を限る線でもあり,南部では西側赤石山脈の中生界〜古第三系が東側の新第三系の上に逆断層で乗り上げている露頭が見られる
→関連項目糸魚川[市]静岡[県]諏訪盆地地質構造線長野[県]日本飛騨山脈姫川松本盆地

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

世界大百科事典 第2版の解説

いといがわしずおかこうぞうせん【糸魚川‐静岡構造線 Itoigawa‐Shizuoka tectonic line】

日本列島の中央部を糸魚川から静岡までほぼ南北に横切る大断層。矢部長克が命名(1918)。フォッサマグナの西縁を画する断層とみなされている。巨視的にみれば,構造線の西には中・古生界が,東には新第三系が広く分布する。また高峻(こうしゆん)な飛驒山脈木曾山脈,赤石山脈の帯状配列はこの構造線で断ち切られており,地形的にも東西両域の違いが明瞭である。構造線の完成は新第三紀末~更新世初期。しかし糸魚川~塩尻間,塩尻~韮崎間,韮崎~静岡間でそれぞれ断層の性格や活動時期が異なるため,その形成機構についてはなお問題が残されている。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

糸魚川‐静岡構造線
いといがわしずおかこうぞうせん

フォッサマグナの西縁をなし、本州中央部を南北に走る大断層系。これを境に、西側には中・古生層や変成岩花崗岩(かこうがん)類などの基盤岩が広く分布するのに対し、東側には新生代新第三紀以降の地層が厚く堆積(たいせき)する。また、西南日本外帯の基盤岩の一般走向(地層が延びていく一般的な方向)は、西側の赤石山脈では北東ないし北北東であるのに対し、東側の関東山地では大きく屈曲して北西ないし西北西である。かならずしも単一の断層ではなく、活動の時期も運動様式も異なるいくつかの断層の複合と考えられている。新第三紀中新世前半以前に活動した証拠は得られていないが、第四紀には左横ずれ成分をもつ西側隆起の逆断層活動があった。その落差は5キロメートルにも達するといわれ、地形にも急崖(きゅうがい)として明瞭(めいりょう)に現れている。長野県内では活断層が知られており、糸魚川‐静岡構造線断層帯とよばれている。[岩松 暉・村田明広]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

糸魚川‐静岡構造線の関連キーワード赤石山脈糸魚川市西南日本東北日本姫川糸魚川糸魚川静岡構造線フォッサマグナJR大糸線

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone