漁色(読み)ギョショク

デジタル大辞泉 「漁色」の意味・読み・例文・類語

ぎょ‐しょく【漁色】

次々に女を追い求めて情事にふけること。「漁色家」
[類語]色好み好色すけべいすけべえ好き者女好き男好き・色を好む・プレーボーイ女たらし女殺し好色家鼻下長びかちょう変態助兵衛ったらしい惚れっぽい惚れる愛する恋する好くめる焦がれる思う慕う愛慕思慕恋慕惚れ込む見とれる見惚れる惚れ惚れ一目惚れ懸想けそう目尻を下げる思いを掛ける気がある多情浮気移り気気が多い熱し易く冷め易い気移り心移り色気違いマダムキラーレディーキラー手が早いちゃら浮気者艶福艶福家放蕩ほうとう蕩児とうじ遊蕩ゆうとう色魔女狂い男狂い淫らみだりがわしい卑猥ひわい淫猥いんわい猥褻わいせついやらしい淫靡いんび淫乱いかがわしいエロチックエッチ官能的肉感的扇情的性的あだっぽい色気なまめかしい色っぽいあだ色香つやっぽいあでやか濃艶妖艶あで姿セクシーチャーミングコケットリーコケティッシュエロセクシュアル不身持ち不品行ふしだら不行状不行跡淫蕩色情狂自堕落エロい多淫邪淫荒淫姦淫かんいん淫奔いんぽん酒色すけこましジゴロ尻軽きわどい淫婦

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精選版 日本国語大辞典 「漁色」の意味・読み・例文・類語

ぎょ‐しょく【漁色】

  1. 〘 名詞 〙 次々と女をあさりまわること。だれかれの見境もなく、女色をもてあそぶこと。
    1. [初出の実例]「政事上の重もなる事件として人目に触る所も、遊宴漁色に過ぎざるやも知るべからず」(出典:日本開化小史(1877‐82)〈田口卯吉〉四)
    2. [その他の文献]〔礼記‐坊記〕

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普及版 字通 「漁色」の読み・字形・画数・意味

【漁色】ぎよしよく

女色をあさる。〔礼記、坊記〕侯は下に色を漁せず。故に君子色にざかりて、以て民、紀と爲す。

字通「漁」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の漁色の言及

【異常性欲】より

…これも心的葛藤の結果,性的満足を得たいためにつぎつぎと性交を反復する場合が一見亢進にみえることが多い。ドン・フアン風の漁色家は固着が強く自己愛的であるといわれているし,漁色が内実は権勢欲の表現であることもある。女性の場合も,無意識的にはペニス羨望と口唇愛の強い自己愛者に異性遍歴が多いとされる。…

※「漁色」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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