濫りがわしい(読み)ミダリガワシイ

デジタル大辞泉 「濫りがわしい」の意味・読み・例文・類語

みだり‐がわし・い〔‐がはしい〕【濫りがわしい/×猥りがわしい】

[形][文]みだりがは・し[シク]
みだらである。好色でいやらしい。「―・い言葉
規律礼儀風紀などが乱れている。
「いと、―・しき御有様どもかな」〈横笛
整理されていなくて乱雑である。
「臭き物どものならびゐたる、いみじう―・しうてなむ」〈落窪・一〉
思慮・分別がなく乱暴である。
「日頃は山門大衆こそ―・しき訴へつかまつるに」〈平家・四〉
[派生]みだりがわしさ[名]
[類語]みだら卑猥ひわい淫猥いんわい猥褻わいせついやらしい淫靡いんび淫乱いかがわしいエロチックエッチ官能的肉感的扇情的性的あだっぽい色気なまめかしい色っぽいあだ色香艶っぽいあでやか濃艶妖艶あで姿セクシーチャーミングコケットリーコケティッシュエロセクシュアル不身持ち不品行ふしだら不行状不行跡淫蕩いんとう好きしゃ好きもの色好み色情狂色気違い自堕落エロい好色多淫放蕩ほうとう遊蕩ゆうとう邪淫荒淫姦淫かんいん淫奔いんぽん漁色酒色すけこましジゴロ尻軽きわどい淫婦女たらし女狂い

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android