花卉(読み)カキ

デジタル大辞泉 「花卉」の意味・読み・例文・類語

か‐き〔クワ‐〕【花×卉】

《「卉」は草の意》
花の咲く草。草花。
観賞用に栽培する植物。観賞する部分により、花物葉物実物みものなどに分ける。
[類語]花物葉物実物野菜蔬菜青物青果洋菜果菜花菜根菜葉菜茎菜青菜菜っ葉若菜有色野菜緑黄色野菜

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精選版 日本国語大辞典 「花卉」の意味・読み・例文・類語

か‐きクヮ‥【花卉】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「卉」は草の総称 ) 花の咲く草。また、観賞のために庭などに栽培する被子植物。観賞の対象となる部分によって花物、葉物、実物と呼ばれる。〔異制庭訓往来(14C中)〕
    1. [初出の実例]「孰(いづ)れも単純な花卉(クヮキ)写生に過ぎなかったが」(出典:彼岸過迄(1912)〈夏目漱石〉須永の話)
    2. [その他の文献]〔南史‐徐勉伝〕

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「花卉」の意味・わかりやすい解説

花卉
かき
flowering plant

観賞用になるような美しい花をつける植物の総称。草本のものには一年生二年生 (越年) ,多年生 (宿根) のものがあり,木本のものには高木低木のものがある。畑,花壇鉢植,垣仕立て,庭木,盆栽などいろいろの仕立てがある。またこれらを切り花にするときは,一輪ざし,盛り花,そのほかいろいろな方法によって観賞する。

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