デジタル大辞泉「荘」の解説
そう【荘〔莊〕】[漢字項目]

1 おごそか。いかめしい。「荘厳・荘重」
2 いなかにある家。また、仮のすまい。宿泊所。「山荘・村荘・別荘・旅荘」
3 荘子のこと。「老荘」

1 おごそか。おごそかにする。「
2
[名のり]たか・たかし・まさ
しょう〔シヤウ〕【▽荘/×庄】
2 「荘園」に同じ。
3 昔の荘園の名を残した土地の名称。「五箇の―」
4 日本の植民地であった時代の台湾の行政区画の一。街より小さく、社より大きい。
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出典 旺文社日本史事典 三訂版旺文社日本史事典 三訂版について 情報
… 地主職は,この例にも見られるようにその土地は相伝・譲与され,また開発領主あるいはその所領の相伝者が,地主としての立場において所領を貴族・大社寺など有勢のものに寄進する場合もあった。1184年(元暦1)5月の後白河院庁下文(案)によれば,越前国河和田荘はもと藤原周子の先祖相伝の私領であったが,待賢門院のはからいで法金剛院に寄進し,その際〈地頭預所職〉は周子が留保して子孫相伝することになったという由来が述べられている。いわゆる寄進地系荘園成立の一例であるが,文中に〈当御庄者,是当預所帯本公験,代々相伝之地主也〉と記され,領家への荘園寄進によってその預所となった本来の領主が,その後も依然として地主と呼ばれていたことが判明する(仁和寺文書)。…
…
【日本】
日本の荘園についての従来の研究は大きく二つの潮流に分かれる。 第1は荘園を私的大土地所有の形態とみて,その内部構造を究明しようとする流れで,近代史学史の主流をなし,中田薫,朝河貫一,牧健二らにより,西欧との比較を通して確立した見方である。…
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