蒲生[町](読み)かもう

百科事典マイペディアの解説

蒲生[町]【かもう】

鹿児島県中部,姶良(あいら)郡の旧町。鹿児島湾に注ぐ別府川上流域を占め,藩政時代以来林業が盛んで,蒲生杉は有名。和紙も特産。八幡神社に樹齢千年という大クス(特別天然記念物)がある。2010年3月姶良郡加治木町,姶良町と合併して市制施行,姶良市となる。81.29km2。7261人(2005)。

蒲生[町]【がもう】

滋賀県蒲生郡,日野川中流域を占める旧町。古代蒲生野と呼ばれた狩猟地で古くから開拓が進み,条里制遺構,古墳が残る。米と肉牛の産で有名。近江鉄道が通じる。2006年1月神崎郡能登川町と東近江市へ編入。34.64km2。1万4891人(2003)。

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世界大百科事典 第2版の解説

かもう【蒲生[町]】

鹿児島県中西部,姶良(あいら)郡の町。人口7533(1995)。三方を山に囲まれ,シラス台地を切って流れる前郷川,後郷川が蒲生盆地で合流して蒲生川となる。町域の7割を山林が占め,蒲生杉〈メアサ〉の産地として有名。林業の隆盛は1645年(正保2)島津藩の国家老島津通久が杉の造林事業を興したことに始まるが,16km2の町有林は第2次世界大戦後の町づくりに重要な財源となった。300年の伝統をもつ手すき和紙は明治中期に最盛期を迎えたが,機械製紙に押され,現在ではわずかに命脈を保つにすぎない。

がもう【蒲生[町]】

滋賀県南東部,蒲生郡の町。人口1万2923(1995)。鈴鹿山脈から発する日野川と支流佐久良川の流域にあたり,谷沿いの沖積平野に水田が広がる。周囲は水口丘陵に囲まれている。米作を中心とした農業が主産業で,肉牛の飼育も盛ん。三重石塔で知られる石塔寺,けんけと祭が行われる高木神社のほか,梵釈寺,涌泉寺など重要文化財をもつ古社寺が多い。近江鉄道線が通じる。【松原 宏】

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