拳万(読み)ゲンマン

デジタル大辞泉 「拳万」の意味・読み・例文・類語

げん‐まん【拳万】

[名](スル)約束を破らないしるしとして、相手小指を絡み合わせること。また、その時に唱える誓いの言葉。約束を破ったらげんこで1万回打たれる意という。関東地方児童語。ゆびきり。「ゆびきり拳万」「必ず会うって拳万しよう」
[類語]指切り約束

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精選版 日本国語大辞典 「拳万」の意味・読み・例文・類語

げん‐まん【拳万】

  1. 〘 名詞 〙 ( 約束をたがえた時には、拳固(げんこ)で万回打つというところから ) いつわりのないことを誓い、互いの小指をからみあわせて唱える誓言。多く、子どもの間でいう。ゆびきりげんまん。
    1. [初出の実例]「『何だい? ゲンマンてのは』『約束を破れば拳固(げんこ)一万叩くんです』」(出典苦心学友(1930)〈佐々木邦〉若様の御手術)

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