デジタル大辞泉
「希代」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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き‐たい【希代・稀代・奇代】
- 〘 名詞 〙 ( 形動 ) ( 「きだい」とも )
- ① 世にもまれなこと。非常に珍しい、驚嘆すべきこと。また、そのさま。希世(きせい)。
- [初出の実例]「件慶希代之事也」(出典:小右記‐寛弘二年(1005)七月二一日)
- 「此次は古今奇代(キタイ)の真情をあらはし」(出典:人情本・英対暖語(1838)初)
- ② あやしむべきこと。また、そのさま。不思議。奇怪(きかい)。けたい。けったい。「きたい(奇態)」と混同して用いられることもある。
- [初出の実例]「両条希代いまだきかざる狼藉なり」(出典:平家物語(13C前)一)
- 「いと奇代(キタイ)なる声を発して」(出典:狐の裁判(1884)〈井上勤訳〉八)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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普及版 字通
「希代」の読み・字形・画数・意味
【希代】きだい
世にまれな。稀世。唐・陳鴻〔長恨歌伝〕夫(そ)れ希代の事は、出世の才に
ひて之れを潤色するに非ずんば、則ち時と
沒し、世に聞えざらん。字通「希」の項目を見る。
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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