寺伝によると、往古は真言宗金剛山
南に
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
…霊牛は夢告のあった日時に入滅するが,源経頼もそれに立ち会い,その直後に菅原師長が《関寺縁起》を書いた。霊牛の供養塔は関寺跡とされる長安寺(大津市逢坂)に今も残る。平安時代には関寺の5丈の弥勒仏は関寺大仏といわれ,東大寺,智識寺(河内)の本尊とともに三大仏とされた。…
…平安時代には天狗は天童や金剛童子と呼ばれていて,童子形で表現されたのはそのためである。それは豊後国東(くにさき)半島の屋山(ややま)長安寺の太郎天像(平安時代)や《信貴山縁起絵巻》に見られ,《古事談》は平安時代の山伏浄蔵の話として,唐装束の天童の飛鉢を語っている。しかし山神山霊には荒魂的荒暴があり,暴風雨を起こし,怪音を発し人をさらうと信じられたから,これが天狗に投影されて悪天狗の恐怖が生まれた。…
※「長安寺」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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