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雁坂峠 かりさかとうげ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

雁坂峠
かりさかとうげ

山梨県北部,山梨市と埼玉県秩父市の境にある標高 2082m。甲府盆地秩父盆地を結ぶ秩父往還が通り,明治中期までは交通も多く,秩父の塩山の市場へ運ぶ通路として利用された。峠道の面影を残し,眺望もよいため,現在は登山コースとなっている。峠の下を国道 140号線が通り,1998年トンネルが開通

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デジタル大辞泉の解説

かりさか‐とうげ〔‐たうげ〕【雁坂峠】

埼玉・山梨県境にある峠。標高2082メートル。秩父盆地と甲府盆地を結び、峠道は秩父往還または甲州裏街道とよばれ、江戸時代に多く利用された。

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百科事典マイペディアの解説

雁坂峠【かりさかとうげ】

埼玉・山梨県境にある秩父山地中の峠。標高2082m。秩父盆地甲府盆地を結ぶ秩父往還が通じ,道中第一の難所であった。1582年の徳川家康書状に刈坂口とみえる。

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世界大百科事典 第2版の解説

かりさかとうげ【雁坂峠】

埼玉県大滝村と山梨県三富(みとみ)村の境界,秩父山地北西部の峠。標高2082m。秩父盆地と甲府盆地を結ぶ峠で,秩父側は荒川とその支流沿いに,甲州側は笛吹川沿いに道があり,秩父往還または甲州裏街道として江戸時代にはかなりの交通量があった。峠で秩父山地の縦走路と交差し,峠付近には雁坂小屋がある。1998年春,国道140号雁坂トンネル(6625m。一般国道の山岳トンネルとして日本最長)が開通した。【徳久 球雄】

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大辞林 第三版の解説

かりさかとうげ【雁坂峠】

埼玉県秩父市大滝と山梨県山梨市との境にある峠。秩父盆地と甲府盆地を結び、秩父往還・甲州裏街道の峠として近世にはよく用いられた。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

雁坂峠
かりさかとうげ

山梨・埼玉両県の境界、秩父(ちちぶ)山地の主脈上の雁坂嶺(2289メートル)と、水晶山(2158メートル)の鞍部(あんぶ)付近の峠。標高2082メートル。山梨県の笛吹(ふえふき)川の上流広瀬ダムの北方、久渡(くど)沢から登り、秩父側の栃本(とちもと)とを結ぶ、甲斐(かい)と秩父との連絡上(秩父往還)きわめて重要な地であった。このため古代から利用され、日本武尊(やまとたけるのみこと)が東征に際し通過したとも伝えられ、徳川氏の関東入府の際、栃本の関所役人を命じられた武田氏の遺臣もここを越えている。峠下を国道140号の雁坂トンネル(全長6625メートル)が通じているが、トンネル開通までの車道は山麓までで、車による往来はできなかった。現在も、峠は登山者の領域である。針ノ木峠、夏沢峠とともに日本三峠の一つに数えられるこの峠は、雁坂嶺などの森林帯と対象的に明るい茅戸(かやと)であり南面からの南アルプスの眺望もすばらしい。登山には山梨県山梨市三富(みとみ)川浦の新地平(しんちだいら)口と、埼玉県秩父市の川又口がある。[吉村 稔]

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