
 
(便)(べん)。
の初形は、金文の
(ぎよ)の字形に含まれている旁の部分の形で
(更)に近く、それが鞭の象形であろう。金文の
もその形に従い、
はそれを人に加えている形である。〔説文〕三下に「毆(う)つなり」(段注本)とあり、〔段注〕に「經典の鞭は皆人に施して、馬に施すを謂はず」という。馬に施すときは
といい、その鞭を策といった。人に施すのは刑罰のためで、〔書、舜典〕に「鞭は官刑を作(な)し、
(ぼく)は
刑を作す」、また〔国語、魯語上〕「
刑には鞭
を用ふ」という。のち杖刑・笞(ち)刑という。鞭撻(べんたつ)はもと牛馬に施し、人を刑するに用いたが、のち人を激励することをいう。
字鏡〕鞭 夫知(ぶち)、
、己波之(こはし)、
、豆与之(つよし) 〔和名抄〕鞭 野王案ずるに、鞭は馬索なり。无知(むち)。俗に无遲(むち)(箋注)則ち此れ當(まさ)に俗に云ふ夫遲(ふち)に作るべきに似たり 〔名義抄〕鞭 フムチ・ウツ・ハゲマス・ムチウツ 〔字鏡集〕鞭 ムチ・ハゲマス・ステムチウツ・ムチウツ・ウツ
▶・鞭声▶・鞭打▶・鞭駘▶・鞭撻▶・鞭笞▶・鞭背▶・鞭罰▶・鞭辟▶・鞭墓▶・鞭
▶・鞭撲▶
鞭・揚鞭出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
出典 (株)ヤマハミュージックメディア音楽用語ダスについて 情報
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...